WORK 82
同居を機に単世帯から二世帯住宅へとフルリフォームされたお住まいです。 当初は増築もお考えだったそうですが、幾つかのプランを検討した結果、既存の間取りを活かした玄関・水廻り共用型の二世帯住宅へと生まれ変わりました。 様々な場所に設置したオリジナルの造作家具は、十分な収納力を得ると共にインテリア上のアクセントとなっています。 リフォームに際し、トイレや浴槽を新しくし、窓を断熱効果に優れる複層ガラスに変えるなど、デザインだけでなく機能性も追及しています。
既存のサイディングを撤去し、シックな色味の塗り壁に生まれ変わった外観。外壁に合わせて屋根・雨樋も塗装した。
車を停めやすいよう駐車場を少し広げ、玄関に向かう動線上にあった、気になる段差もなくした。
エントランスに対して斜めに向かう既存アプローチ。生まれ変わったエントランスが、植栽越しに存在感を放つ。
グリーンがお好きなお施主様のご希望で、軒天・柱にレッドシダーを貼った玄関ポーチ。トレリスの位置を変えることで間口を広くすると共に、程よく閉じられたベンチスペースを設けることができた。
庭を彩る植栽と木質的なエントランス、外壁のグレーが調和する外観。
玄関にはタモ材の手すりを新しく追加。ブラックチェリーの式台と框、周囲のデザインに合わせて造作したオリジナルの下駄箱を設置。下駄箱をベンチ程度の高さに抑えることで、圧迫感のない玄関ホールとしてる。
キッチンとダイニングはの間に合った壁を撤去し、ひとつながりのLDKへとリフォーム。
二世帯になることもあり、家事をしながらもお互いの顔が見えるよう、壁付きのキッチンから対面式キッチンへと変更。
キッチンの背面には、収納力とメンテナンスのしやすさを考慮した大容量の収納棚を設けた。
ブルーのタイルが印象的なカウンターも、当社にてデザインした造作家具。コンロをカバーする壁面にはアクセントクロスを貼り、タイルとの統一感を演出。
壁を撤去して隣接する収納空間と繋げ、オーディオコーナーを設けた。 空間のアクセントとして貼ったグレーのスレート板を、コーブ照明が柔らかく照らし出す。
空間にぴたりとはまるTVボードは大工の造作家具。 扉のあり・なしや収納の大きさ、掃除のしやすさを考慮して浮かせるなど、住まう方のことを考えながらデザインしている。
ストライプが印象的なアクセントクロス。
トイレの壁紙もストライプにして統一感を生む。
テーマカラーのブルーをメインにした洗面化粧台。大朝の忙しい時間帯にも混みあわないよう、洗面器は二つ設置。
大きな鏡の裏に設置した照明が、センスの良い空間を演出する。
飾り棚を設けることで寛ぎのスペースとしたトイレ。
庭に隣接するウッドデッキは既存ものを撤去し、手入れのしやすい人工木材に変更し、リビングとの境界をフラットにした。
宮重 達也 古薗 翔子
西山 潤
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