大工の人口は減るばかり。10年後、一体誰が家を造るのか?
日本の建築文化を築いた大工の人口は、1980年代は100万人ほどおりましたが、今では40万人にまで激減しています。(図1) さらに若年の職人が減る事で大工の高齢化が進み、50歳以上の大工が日本の木造建築を支えているのが現実です。 これはアウトソーシング(=外注)を中心とした、職人の技を排除し、効率を優先するシステムがもたらした大きな弊害です。 平成建設は、このような建築業界の現状に強い危機感を抱き、木の文化・技術を守り、継承する集団として、大規模な職人の教育システムを確立。 現代の技術や道具を合わせ、21世紀型の棟梁(大工の長)を育て上げる、内製化というシステムを作り上げました。
図 1大工の人口推移
10年後、大工の人口は何人?
日本の建築文化を築いた大工。今、大工の人口は激減し、木の文化・技術が衰退しようとしている。 大工の人口は1980年代の100万人から、今では40万人に激減している。しかも高齢化が進み、若者の占める割合は少ない。現在の木造建築は50歳以上の大工に支えられているのである。 このままでは10年後にはさらに半減してしまうかもしれない。