街のために存在し、使い継がれてゆく木の「ガランドウ」
古希を迎えたご夫婦のご希望は「年齢を考えると、この家で暮らすのはわずかな間だ。だから、未来の人たちに贈る家を建てたい」。 成熟した街で愛され、使い継がれるためには、そこでコミュニティが形成されるにふさわしいデザインと背景を持った建築が必要でした。
地元の産業や文化を採り入れた建材に、将来の使用用途によって自由に再デザインできる柔軟性に富んだレイアウト。 受け継がれる建物とは何か、建築そのものあり方について、ひとつの新しい提案となりました。