SE構法の特徴

地震に強く、デザイン性を追求できる木造型ラーメンフレーム

SE構法は、信頼性の高い構造材と独自に開発したSE金物を用いた、木造ラーメン構造です。
接合部にSE金物を使うことで断面欠損や柱の引き抜き現象を防ぎ、高い耐震性能を獲得しました。

筋交いや耐力壁を最小限に抑えることができるため、木造でも大きな吹抜けや、柱のない大開口が可能。
地震に強い安心感とデザイン性の両方を追求することができます。

Systemシステムに裏打ちされた安心感

堅牢な構造

断面欠損の少ない構造

SE構法は、外力を受けやすい柱と梁を独自のSE金物で強固に接合。大きな揺れに対する接合部の断面欠損を最小に留めることで強い耐震性能を実現しました。

耐震性に優れる金物

SE構法では、表面に凹凸加工を施した特殊なボルト「Sボルト」を全棟に使用。凹凸面が木材にねじ込まれることで引張剛性が向上し、耐震性能を上昇させます。 また、主要な柱の直下に柱脚金物を配し、柱と基礎とを堅牢に固定することで、地震時に発生する柱の引き抜き現象に強い耐性を持ちます。

カチオン電着で耐久性を上昇

SE金物には防錆性能に優れたカチオン電着塗装を行っています。 塩水噴霧試験において、標準地域で168年、塩害地域でも100年超に相当する負荷実験を行いましたが、ほぼ試験前の状態と同じ品質レベルを保つことが証明されました。

精密な構造計算

高度な構造計算

法規上2階建て木造住宅は構造計算が必須とされていないため、その多くが簡易的な構造計算に留まっている中、SE構法では大規模建築と同等の精密な立体構造計算を行っています。

構造全体を解析

通常別々に行われることの多い建物と基礎の構造計算、基礎梁と耐圧版の構造計算を、SE構法では同時に扱い、構造の負荷を立体的に解析。 地盤や地域特性に合わせて最適化された基礎計算を提供します。

日本建築センターの構造評定を取得

SE構法は1997年に木造住宅として初めて建築基準法旧第38条大臣一般認定を取得。その後も常に技術研鑽を続け、一般財団法人日本建築センターによる構造評定を取得しました。

厳密な品質管理

堅牢で安全な集成材

同じ樹種で比較した場合、集成材は無垢材よりも強度が高く、反りや割れも発生しにくい特性があります。 SE構法は特に品質が高く、ホルムアルデヒドの放散量が殆どない「F☆☆☆☆」等級を取得した集成材を用いています。

有資格者による責任施工

SE構法は「SE構法施工管理技士」が在籍し、一定の技術水準を有すると認められた「SE構法登録施工店」のみが建築可能です。SE構法登録施工店は、竣工後の報告書の作成や免許の更新などが義務付けられています。

構造保証制度

SE構法では、安全性を担保した構造躯体に対して「SE住宅性能保証書」を発行。最大20年の延長が可能です。

Designデザイン性を追求した施工例

SE構法は非常に堅牢な構造であるため、木造での3階建て建築が可能です。 筋交いや耐力壁を最小限に留めるラーメンフレームにより、構造上必須の柱や壁の数を抑えることができます。 このため、木造でも大開口・大間口デザインを取り入れたプランが作れ、更に将来的に間取りを一新するような大規模なリフォームを行うこともできます。