ーHEISEI DAIKU MIND × SDGsー
平成建設はZEHビルダーとして新築戸建住宅における「ZEH(Net Zero Energy House)」の建設を推進しています。その一方で、当社が建設している新築賃貸マンションやアパート物件においては、太陽光発電設備を設置した物件もあるものの、ZEHの集合住宅版である「ZEH-M(ゼッチ・マンション)」の建設には至っていない状況です。
「ZEH-M」建設のご提案のためには、建物の性能強化や省エネ設備・太陽光発電設備の設置のためのコスト増加、オーナー様のご意向、建設エリアにおける入居希望者のニーズなど、戸建住宅よりも様々な検討も必要となります。
しかしながら、脱炭素社会の実現に一歩でも近づくべく、当社の新築マンション・新築アパートを少しでも「ZEH-M」に近付けていく検討を進めてまいりたいと考えています。
2016年以降、様々なワークショップを行ってきた「netsugi workshop」ですが、2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響のため、あらゆるイベントを中止にせざるを得ませんでした。(以前の活動については「2019年までの取り組み事例」をご覧ください。)
しかし、せっかく作り上げた「ものづくりの楽しみ」を分かち合う場を、どうにかして継続できないか。そんな思いから、キット化した工作材料を販売し、「自宅でできるものづくり」を楽しんでいただく「netsugi stay home workshop」を計画中です。
これまでのワークショップと同様に端材や間伐材の有効活用を続けながら、ご自宅でのお子様の工作学習にも繋がるような、社員大工の創意工夫に溢れるワークショップをお届けしたいと思います。
現在、平成建設には建築士や技能士をはじめ、各職種ごとに様々な資格をもった社員が数多く在籍しています。その多くは各社員が自主的に挑戦・取得している状況であり、「大工の技と精神を受け継ぐ職人集団」として日々、各々が知識や技術の習得・向上に取り組んでいるともいえます。
今後、会社としての資格取得支援制度などを更に充実させていくことで、社員ひとりひとりの知識や技術の更なる成長や、働きがいの向上をより発展させていくことが期待できます。
平成建設は「建築工程の内製化」「職人集団の育成」「伝統技術の継承」という大きな3つの取り組みを行う建設会社です。ただ一方で、人口減少や働き手不足が確実になってきている現代社会において、日々進歩する新しい技術にも目を向け、取り入れるべきものは取り入れていくという柔軟な姿勢もまた重要なことであると考えます。
人の手でなすべき仕事は人の手で行い、そうでない所は機械の力を借りて効率よく仕事を進める。そんな取り組みを「ロボット化プロジェクト」と題し、現場でものづくりを行う職人たちが中心となって、当社に最適な「ロボット化」の検討を行い始めています。
また、機械の力を借りることは仕事の効率化だけでなく、身体的負担の軽減にも結び付きます。一人でも多くの人が体を壊さずに無理なく働き続けられることが、当社の目指す職人像の一つでもあります。