ーHEISEI DAIKU MIND × SDGsー
2023年11月、ヒト・モノ・コトの繋がりや「ものづくりの喜び」を体感できるイベントとして「根継祭」を開催。社員の家族やお客様・協力会社の方などを招待し、各種のワークショップや職人の仕事体験、ステージイベントなど、様々な催しをお楽しみいただくことができました。
会場の装飾には他のイベントで使用した資材を転用したり、ワークショップの材料には建設現場で出た木材の端材を活用したりと、イベントに使用する資材にはできる限り無駄を生じさせないことで、環境負荷の低減にも配慮。
また、職人の現場作業を疑似体験していただく取り組みは非常に好評で、建設現場に関わる仕事のことをお子様に知っていただくとても良い機会にもなっています。
平成建設では新卒入社1年目の社員の多くはまずは工務部という部署に配属され、現場での職人仕事を経験しながら、社会人としての振る舞いや「ものづくり」の基礎を身に付けていきます。
その経験は「実際に建築物が作られる過程を体験する」のはもちろんのこと、「建設業にとって職人の存在は欠かせないものである」ということを自身の肉体をもって学ぶ機会ともなっています。
工務部での新人研修自体は当社で既に25年以上も続いている取り組みですが、近年ではクラウドツールを活用した社内webサイトによって部内の情報共有を行ったり、各工程の作業方法を分かりやすく伝えるための説明動画を制作したりと、建設現場以外の場面においても「ものづくり」の技量を発揮。
職人の育成と技能の継承を絶やさぬように、社内教育のあり方の検討・改良にも力を注いでいます。
平成建設では建設現場で実際にものづくりを行う大工や多能工といった職人社員も社内に抱えていますが、そうした職人は年数と共に技能や経験を積み重ねていく一方で、加齢による筋力の低下や健康的リスクの増加などもどうしても避けられない課題となっています。
そうした状況も踏まえ、工務部門では身体負荷軽減のためのアシストスーツの導入を開始。
電動ファン付きの作業着による夏の猛暑への対策などと併せ、現場で体を動かす職人が健康に末永く働くことができるように、効果的な作業用装備の導入・活用を進めています。
静岡支店ではかねてより「しずおか防犯パトロール」などの地域活動への協力を行っていますが、2022年からは静岡市長田西中学校区で開始した「あいさつ運動」へも有志社員が取り組み始めています。
同活動は2022年4月より静岡市内で始まった小中一貫教育に合わせて開始され、毎月10日・20日の朝の通学時間帯に、地域の交通安全推進委員等と共に通学路に立ち、子供や地域住民とあいさつを交わすものです。
「しずおか防犯パトロール」と同様に安全安心なまちづくりに協力するのは勿論のこと、地域で連携して子供たちの教育や成長の場を見守るためにも、今後も継続して実施してまいります。