漆の可能性を開拓する
日本における漆塗りの歴史は非常に古く、最古のものは1万2600年前のものであると判明しています。 ウルシノキはアジア原産であり、その樹液を用いた漆器は古くから日本が西欧へ輸出する美術品の一翼を担ってきました。 しかし近年、安価な海外製品に押されて、漆の市場規模は大幅に縮小しています。
今回、平成建設では不可燃材であるコンクリートやケイ酸カルシウム板(ケイカル板)に漆を塗布する技術を開発。建築材料、内部造作材としての活用方法を開拓しました。 不燃材への漆の塗布は意匠性・耐久性に優れた新しい建材を生み出すと共に、縮小を続ける漆市場に新たな活躍の場をもたらすことでしょう。