WORK 79
築33年の平屋をリノベーション前提で購入されたお施主様。建物を拝見したところ、数々の銘木を使用した見事な数寄屋造りのお住まいでした。 職人の技が光る部分や貴重な材はできるだけ残しつつ、リビング・寝室を中心にモダンにリノベーション。 北欧テイストと和風テイストが絶妙に調和する、和モダンな住宅に生まれ変わりました。
リノベーションにあたり、購入時に雑草だらけだった庭を整地した。
新たに設けたウッドデッキ。
和風庭園は、防草シートと化粧砂利によって手入れが楽になるように計画。一部には人工芝を敷いた。
大変立派な数寄屋造りであったため、玄関ホールは職人の技が光る部分には手を加えず、正面の坪庭を整えて視線をコントロールするにとどめた。
既存の和室の格天井を残しつつ、柱を抜き、梁補強をして間取を変更したLDK。リビングのローテーブルやテレビボードは空間に合わせて製作した。
すっきりしたデザインのダイニングテーブルも、リフォームに合わせて製作したもの。
キッチンからLDKを見る。和室の格子天井が良く見える。
リビングに隣接して、既存の柱を活かしたウッドデッキを設けた。
リビングとの連続性を保ちつつ、和モダンにまとめられた縁側と和室。
縁側の床にはスプーン加工を施したオーク材を貼った。
客間として使う予定の、唯一残した和室。畳を入れ替え、襖にはお施主様が時間をかけて選ばれた、黒の爛漫さくらを採用した。
襖の向こうは使い勝手の良い収納スペースとした。
畳敷きからオークの床張りに変更した寝室。
格子天井や書院造り、収納空間に和のテイストを残した和モダンテイスト。
ベッドの両サイドにはヤコブソンランプを配置したが、不思議と和風の印象を受ける。
ボルダリングのクライミングホールドを設置した、お子様のためのベッド。
ベッドの下は大きな収納空間としている。
ロフト部分が就寝スペースとなる。将来的には左右で二分割が可能。
重厚なデザインの浴室は2面の窓から日差しが差し込み、明るい。
男性用と女性用の便器を並べたトイレ。
角谷 由美
戸塚 翔大 西田 義雄
「古の数寄屋を現代の北欧モダンに」が、住まいのインテリアコーディネーションコンテスト「リフォーム部門 優秀賞」を受賞しました。
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