WORK 77

ヴィンテージスタイルの家

外観は白のスクエアでモダンにまとめつつ、内部にはお施主様のお好きな鉄と木の質感を取り入れたヴィンテージなお住まいです。 1階のLDKには無垢のナラ材を、印象的な階段には細いラインのアイアンを採用し、家具に合わせてインダストリアルな雰囲気を演出。 住まいの中心に据えた吹抜けは大きな開口部を通じて各スペースに光を導くと共に、それぞれの空間をひとつに繋げます。

建築データ

  • 構造

    木造
  • 所在地

    静岡県三島市
  • 築年数

    新築
  • 階数

    2階建て
  • 延床面積

    120.15㎡(36.35坪)
  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

    長期優良住宅
駐車スペースの一部に砕石を用いて動きのある印象としている

外観 Facade

前面が公道であることを考慮し、ファサードは敢えて開口部を抑えつつ、庇などの凸部を極力減らしてスクエアのラインが際立つようデザイン。

スクエアのラインが際立つようデザインの外観

外観 Facade

2台分の駐車スペースは一部に砕石を敷くことで、平坦ではなく動きのある印象とした。

下駄箱や収納をウォークインシューズクローズに集約し、すっきりとした玄関

玄関・土間 Entrance and doma

下駄箱や収納は全てWISCに集約し、スッキリとさせたエントランス。

シューズクローク

収納 Storage space

玄関ホールの対面に設けたウォークインシューズクローゼット。

玄関ホールのインテリアの様子

廊下・ホール Hall

扉を設け、来客に配慮した玄関ホール。LDKに繋がる扉は敢えて端に寄せ、飾り棚やオブジェを配置できるディスプレイゾーンとした。

玄関ホール

照明 Lighting

木製の建具とアイアン枠の内窓、インダストリアルな照明など、住まいのコンセプトである「木とアイアンによる空間構成」を凝縮した空間。

階段を設けたLDK

ダイニング Dining

もう一つのコンセプトなのが「吹抜けを介して繋がる家」。ダイニングの上部を吹き抜けとし、1階と2階で同じ空気を共有している。

デザイン性も高く、手入れのしやすいシステムキッチン

キッチン Kitchen

システムキッチンに木の腰壁を巻き、アンティークの天板を取り付けた。使い勝手の良さ、手入れのしやすさと雰囲気の良さを同時に実現。

ダイニングに据えたアンティーク家具

ダイニング Dining

吹き抜けから光が注ぐ。

ピクチャーウインドウを設けたリビング

和室 Japanese style room

「意匠・景色・プライバシー」を考慮した建物南面の開口部。外部に庇を設けるとシンプルな外観デザインに影響を与えるため、窓の方を屋内に引き込んだ。

凹凸感を生み出してピクチャーウィンドウとして演出した開口部

リビング Living

外観はフラットに、内部には凹凸感が生まれ、ピクチャーウィンドウとしての演出がより印象的になった。

リビング全景

リビング Living

このお住まいには廊下がないため、階段はリビングに設けられている。

階段

2階の上るために必ずリビングを通ることで、家族間のコミュニケーションが密になる。

住まいの中心の吹き抜け。アイアンの手すりを採用したインダストリアルな空間に。

廊下・ホール Hall

お施主様がご希望されたアイアンの手すり。インダストリアルな雰囲気を漂わせつつ、光も風も遮らずに伸びやかに空間を繋ぐ。

各空間をつなぐ吹き抜けに「留まる」居場所として設計した2階のホール

廊下・ホール Hall

「留まる」居場所とするべく、広めに設計した2階ホール。セカンドリビングやライブラリースペースとしての活用も可能。

ホールから見下ろす

インテリア Interior

2階ホールは1階・2階・居室のすべてと繋がる空間。

ナチュラルな洗面

洗面台 Vanity

ナチュラルテイストな洗面台。

モダンな和室

和室 Japanese style room

住まいの雰囲気に合わせた、大壁のモダンな和室。

  • 設計

    角谷 良一

  • 大工

    久保田 雅典 佐々木 敬士