WORK 60
コンセプト住宅「木かげの家-GEYA」です。 「木かげの家」は、下屋を採用したパッシブデザイン、重心を低く設定し程よいスケール感におさめたプラン、天然素材ならではの素材感とハンドメイド感、そして月日によって成熟し、醸し出される味わいを設計コンセプトにしています。 また、「機能的な住まいは美しい」という信念のもと、「装飾のための装飾」を排除したシンプルな間取り、動線、インテリアも大きな特徴です。 こちらのお住まいもオリジナルデザインの建具や無垢の木を使った装飾を採用し、コンパクトでシンプルなプランを生かす、素材感・手作り感のある家に仕上がりました。
コンセプト住宅「木かげの家」。
「木かげの家」の特徴である下屋。張り出した軒は、日射角度が大きくなる夏季の日差しは遮り、逆に小さくなる冬季の日差しは受け入れるため、夏涼しくて冬暖かい環境を作り出す。
エントランスホール。扉を設けることで、来客時にプライベートスペースを見せずに済む。
下駄箱はオークの無垢天板と既製品を組み合わせたもの。随所に「木かげの家」のコンセプトであるハンドメイド感を取り込んでいる。扉を開くと大空間LDKに繋がる。
扉の先に広がるLDK。重心が低く、木質感のある空間。
キッチンの天井にはヘム材を貼り、空間の切り替えを明確にしている。(※キッチン天井の無垢板はIHキッチン採用時のみのオプション)
LDKは一部梁を露出させ、ハンドメイド感を高めている。
キッチン背面の無垢板のカウンターは、デスクと連続させたオリジナルデザイン。
キッチンには無垢のオーク材を巻き、木質感、ハンドメイド感が感じられるデザインとした。
流通品をアレンジすることで、メーカー製キッチンの手入れのしやすさ、使い勝手の良さと、高いデザイン性という、流通品・ハンドメイド品両方のメリットを採り入れている。
リビングスペースでは、四季折々の陽光を楽しむことができる。
シンメントリな扉の配置が印象的なプラン。向かって右が玄関への動線、左が2階への動線。造作した建具は塗装し、ナチュラルな雰囲気を演出。
リビングを通ってから2階へと抜けるプランによって、家族間のコミュニケーションを図る。
広々とした明るい浴室。
グリーンのアクセントクロスで落ち着いた雰囲気のトイレ。
白を基調としたシンプルなトイレ。壁に収納スペースを設けている。
長澤 和孝
内田 洋介
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