WORK 60

木かげの家-GEYA / case 1

コンセプト住宅「木かげの家-GEYA」です。 「木かげの家」は、下屋を採用したパッシブデザイン、重心を低く設定し程よいスケール感におさめたプラン、天然素材ならではの素材感とハンドメイド感、そして月日によって成熟し、醸し出される味わいを設計コンセプトにしています。 また、「機能的な住まいは美しい」という信念のもと、「装飾のための装飾」を排除したシンプルな間取り、動線、インテリアも大きな特徴です。 こちらのお住まいもオリジナルデザインの建具や無垢の木を使った装飾を採用し、コンパクトでシンプルなプランを生かす、素材感・手作り感のある家に仕上がりました。

建築データ

  • 構造

    木造
  • 所在地

    静岡県沼津市
  • 築年数

    新築
  • 階数

    2階建て
  • 延床面積

    90.25㎡(27.30坪)
  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

    認定低炭素
日本家屋独特の水平ラインと軒天に貼った木材が印象の外観

外観 Facade

コンセプト住宅「木かげの家」。

特長的な「下屋」。張り出した軒が季節に関係なく最良の環境をつくりだす。

外観 Facade

「木かげの家」の特徴である下屋。張り出した軒は、日射角度が大きくなる夏季の日差しは遮り、逆に小さくなる冬季の日差しは受け入れるため、夏涼しくて冬暖かい環境を作り出す。

ナチュラルカントリー風のエントランス

玄関・土間 Entrance and doma

エントランスホール。扉を設けることで、来客時にプライベートスペースを見せずに済む。

ナチュラルカントリー風のエントンランス

玄関・土間 Entrance and doma

下駄箱はオークの無垢天板と既製品を組み合わせたもの。随所に「木かげの家」のコンセプトであるハンドメイド感を取り込んでいる。扉を開くと大空間LDKに繋がる。

梁が露出した大空間LDK

リビング Living

扉の先に広がるLDK。重心が低く、木質感のある空間。

天井の板を張ったキッチン

ダイニング Dining

キッチンの天井にはヘム材を貼り、空間の切り替えを明確にしている。(※キッチン天井の無垢板はIHキッチン採用時のみのオプション)

木の質感を活かしたダイニング

ダイニング Dining

LDKは一部梁を露出させ、ハンドメイド感を高めている。

キッチンの背面カウンターをデスクと連続させた

キッチン Kitchen

キッチン背面の無垢板のカウンターは、デスクと連続させたオリジナルデザイン。

無垢のオーク材を巻いたハンドメイド感が感じられるキッチン

キッチン Kitchen

キッチンには無垢のオーク材を巻き、木質感、ハンドメイド感が感じられるデザインとした。

流通品とハンドメイド品の両方のメリットを取り入れたオーダーキッチン

キッチン Kitchen

流通品をアレンジすることで、メーカー製キッチンの手入れのしやすさ、使い勝手の良さと、高いデザイン性という、流通品・ハンドメイド品両方のメリットを採り入れている。

居心地の良い空間づくりを目指して「木かげの家」を設定。リビングはまさしく木かげにいるような心地の良い空間となった。

リビング Living

リビングスペースでは、四季折々の陽光を楽しむことができる。

シンメトリに配置された扉が印象的なリビング

リビング Living

シンメントリな扉の配置が印象的なプラン。向かって右が玄関への動線、左が2階への動線。造作した建具は塗装し、ナチュラルな雰囲気を演出。

リビングを通って二階へ

階段 Stairs

リビングを通ってから2階へと抜けるプランによって、家族間のコミュニケーションを図る。

広々とした浴室のイメージ

洗面・浴室 Sanitary

広々とした明るい浴室。

アクセントクロスを貼ったトイレ

トイレ Water closet

グリーンのアクセントクロスで落ち着いた雰囲気のトイレ。

白を基調としたシンプルなトイレ

トイレ Water closet

白を基調としたシンプルなトイレ。壁に収納スペースを設けている。

  • 設計

    長澤 和孝

  • 大工

    内田 洋介