WORK 57
計画地の南方は商業施設があり公共性が高く、一方の北方はため池や桜並木に囲まれた自然豊かな環境。 住まいのプライバシーを守りつつ恵まれた自然環境を最大限活かすため、庭を囲むように不整形に住居を配置しています。 圧迫感を感じないよう2棟の平屋を外郭とし、住居の中心となる庭には廊下代わりの外土間を巡らせ、豊かな自然を生活の中に内包する住まいが完成しました。
一部二階建てとしたほぼ平屋のお住まい。外に向かう方向には敢えて開口部は設けていない。
複雑な角度で交錯する二つの平屋を一つの大屋根が繋いでいる。ここは施工の難易度が非常に高い難所だった。
対面からの眺め。中庭を囲うように建物をコの字型に配置し、内側に大開口を集め、採光・通風を確保している。
中心に据えられた中庭には建物を繋ぐように外土間が巡らされ、回廊のように使うことができる。
壁・天井は白洲漆喰仕上げ、床はパイン材のフローリングの拭き漆仕上げ。新築ではあるが全体的に落ち着いたシックな空間にまとめた。
中庭と大開口で繋がる大空間LDK。ダイニングからリビング方向を見る。
家具を置く前の様子。庭側のアンィテークのステンドグラスは内照式となっており、点灯することでレトロモダンな演出となる。
リビングからキッチンを見る。向かって左の方向は外部と接しているため敢えて開口は設けず、天窓から採光している。
家具を置く前の様子。床の拭き漆とアンティークのステンドグラスが美しい空間。
美しく輝く、対面式のオーダーメイドキッチン。背面収納は拭き漆で仕上げた造作家具。空間の端まで光が届きにくい平屋構造の問題を、明り取りの窓を設けることで解決した。
主寝室には大収納を設けた。オープンクローゼットやファミリークローゼットではなく、各部屋に収納を設けるスタイル。
寝室の本棚も造作家具。収納の扉は木目が特徴的なラワン材を使用している。
住まいはほぼ平屋だが、一部二階建てとしてる。木材がカーブを描くユニークな階段に注目。
階段を上がれば、まだ未完成の子供部屋が現れる。この空間は今後の暮らしの中で作り上げていく予定であり、象徴的に、下地材として使われることの多いラーチ合板を壁材として用いている。
壁面にはボルダリングを楽しめるよう、木製ホールドを取り付けた。
母屋・エントランス・離れによって、庭が囲まれるような配置。離れには客間として使える和室と、大容量の物置を設けた。
離れの扉にはアンティークの蔵戸を採用。
客間として使うモダンな和室。
天窓から採光する物置。木の質感が美しい。
離れに設けたトイレはほぼお客様専用。見栄え良く、和テイストでまとめている。
和知 祐樹
桜井 謙治
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