WORK 34
築40年のお住まいは23年前に和室を増築。今回、その和室をLDKにリフォームし、新たに水廻り部分を増築して二世帯住宅として生まれ変わることになりました。 お施主様が所有されていたセンスの良いインテリアに似合うよう、鮮やかなアクセントカラーや質感を生かした素材を用い、かつての和室をスッキリとした洋室へリフォーム。 新たに追加した水廻りは既製品ではなく造作家具を取り入れることで、世界に一つだけの空間となりました。
外壁を塗り直し、ウッドデッキを新設した離れ部分。
ウッドデッキと共に目隠し格子と植栽を設け、外部からの視線を遮った。
開口を可能な限り大きくすることで、ウッドデッキとフラットに繋がるよう計画。
サッシ上端の低い位置にレッドシダーの羽目板と間接照明を施し、空間にメリハリを。構造上抜くことのできない柱も装飾を施すことで、デザインの一部として取り入れている。
リビングの一角には畳コーナーを配置。チャコールの畳が空間を引き締める。
お子様の様子を見ながら家事ができるよう、対面式のキッチンを導入。他の既存家具と色合いが異なる既存チェストは、造作の棚や框の色を合わせることで、周囲に違和感なく溶け込むよう工夫している。
スタディスペースは、構造上抜くことのできない柱とレンジフードの裏壁を棚に転用した。
市販のI型キッチンのデザインを工夫することで、世界に一つだけのオリジナルキッチンとなった。キッチンの奥に見えるのは家事室。
カウンター下には収納空間を設けている。
ダイニングスペースにはお施主様が大事にされていた、ルイスポールセンの照明とフリッツハンセンのテーブル&チェアを。このインテリアが映えるような空間がこのお住まいのテーマ。
ダイニングの壁面にはディスプレイコーナーを設けた。
飾られているのは、北欧の作家、リサ・ラーソンのオブジェ。
二世帯住宅とするため、増設したバスルームと脱衣室。シャープな洗面台は大工が造作。
こちら側の壁面は収納となっている。
住まいとしての統一感を持たせるため、キッチンと同じ素材を用いたポストフォームカウンター。モザイクタイルは飾り棚と同じものを使用。カウンター下部の木の装飾は、小上がりの畳スペースに用いた4m超の木板の一部を用いている。
浴室の引き戸を全面ガラスにすることで、開放感と高級感を演出。照明を効果的に配置することで、ホテルのようなラグジュアリーな空間に。
池上 和宏
平成建設
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