WORK 33
異なる高さの水平線を組み合わせたスキップフロアに、ランダムに配置された窓。建物と窓の関係を少しだけ見直すことで、単調な日常を脱し、日々新しい発見ができるお住まいとなりました。 建物の内部に設けた「屋内の屋外」であるライトコートは、デザイン的に目を引くだけでなく、お子様にとっては良き遊び場。雨天時には様々な用途に活用することができる、便利な空間です。
直線で構成された印象的な外観。建物と地形のボリュームに対して窓とエントランスを注意深く配置することで、室内の様子を外観から悟らせないようデザインした。
窓の高さと、地面に埋もれているように見えるエントランスにより、内部の床の高さが想像しにくくなり、外部からの視線を気にせずのびのびと過ごすことができる。
シンプルな玄関は、塗り壁、コンクリート、木という素材を効果的に組み合わせている。視界も開け、広々とした印象。
余計な収納を設けず空間をフラットに活用することで、傘立てやコート立てなども自由に配置でき、使い勝手も向上。
階段を上がると住まいの中心に位置するライトコートがある。ここは「屋内の屋外」。そのため隣接する部屋との仕切りには通常の建具ではなく屋外にいるようなアルミ製サッシを、壁の仕上げは外壁と同様のものを採用している。
明るい光が差し込むライトコートは、お子様の遊び場に、雨天時の乾燥室にと活躍する便利な空間。多目的に使える路地のような空間が家の中に挟み込まれることで、向かい合った部屋から漏れる光が、隣家の明かりのようにも見える。
天井の高い住まいを希望されていたお施主様に、スキップフロアをご提案。 敷地に対して最大のボリュームを確保した上で、各フロアのレベルを、地形に合わせて合理的に設定している。
床にはすのこ状のデッキを採用しているため、デッキ下にもトップライトからの光が届く。
白でまとめたライトコートの空間にデッキの木部が良く映える。
意図的に高い位置に窓を配したダイニングキッチン。外部から床高を把握しにくくなると共に、内部からは道路からの視線が気にならず、少し見上げる角度で遠くの景色を楽しむことができる。
TOYOキッチンのシステムキッチンを採用。ステンレスのキッチンは、シンプルな空間に良く似合う。
天井高が3.6mもあるリビング。リビングの窓を高い位置に設置し、外部からの視線が気にならないようデザイン。
天井が高く明るいリビングにはスタディスペースを設置。
壁に据え付けた照明もこだわりの一品。外観や構造は特徴的だが、全体の内装イメージをシンプルにまとめているため、どんなテイストの家具も似合うお住まいとなった。
平成総研
高橋 亘
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