WORK 3
フルリフォーム前提で購入された中古の高層マンションを、黒を基調とした空間コーディネートでトータルリノーベション。 様々な素材を用いること、間接照明を効果的に用いることで「黒」の重苦しさを軽減しています。様々な大工の造作家具を組み込んでいますが、特に小上がりの和室を囲む縦格子はラインを限界まで細くし、ＬＤＫとの境界を絶妙なバランスで間仕切るよう調整しました。 2013年度「静岡県住まいの文化賞 リフォーム賞」受賞。
エントランスを黒で統一。様々な素材を用いることで重くなり過ぎないよう工夫した。
様々な質感の異なる「黒」を組み合わせた空間。建具や家具、照明など、LDKを構成する全ての要素にテーマが浸透している。
お客様をお招きすることが多いお施主様のため、200cm×80cmのウォールナットの座卓を大工が製作した。
リビングに設置したTVボードも大工による造作家具。ボード下に間接照明を設けた。
堀座卓を設けた小上がりの和室。畳はチャコールグレイを選択。
格子戸よってLDKと区切ることが可能。格子のラインを可能な限り細くすることで、和と洋の空間に絶妙な距離感が生まれる。
障子や襖ではなく格子を用いることで、圧迫感を感じさせない和室になった。
小上がりの和室は、間接照明によって浮遊感のある特別な空間となった。
窓の外には高層階の眺望が広がる。
都会的なフルフラットの対面式キッチン。
間接照明がキッチンカウンターを照らし出し、バーのような演出を楽しめる。
空間に合わせてペンダントライトもコーディネート。
浴室・洗面脱衣室も黒をテーマにまとめた。シックな黒の空間に、クリスタルの洗面台が浮かび上がる。
黒をテーマに、住まい全体をトータルコーディネート。照明計画によって和モダンな空間に。
角谷 由美
平成建設
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