金属が木の質感を活かす家 | 施工事例 | 平成建設

WORK 29

金属が木の質感を活かす家

壁面後退ライン(建物や建物の部分がかかることが規制される領域)に囲まれた計画地の中で、可能な限り大きな空間を確保しました。 水廻りや収納をコンパクトにまとめる一方で、暮らしの中心となるLDKは、外部ウッドデッキと連続性を持たせて開放的な大空間に。 素材感にこだわる施主様のご希望で、無垢の木、鉄(鋼)、ガラスなど、小さなパーツに至るまで厳選した素材を使用しています。

建築データ

  • 構造

    木造
  • 所在地

    神奈川県横浜市
  • 築年数

    新築
  • 階数

    2階建て
  • 延床面積

    93.12㎡(28.17坪)
  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

    長期優良住宅
通りから見た外観

外観 Facade

敷地が傾斜地にあるため、下方から見上げる視線を考慮して、軒天にウエスタンレッドシダーの無垢板を貼った。

外観 Facade

黒いガルバリウム鋼板が、木の質感を引き立てる外観。

玄関には筋交いのある大きな窓

玄関・土間 Entrance and doma

筋交いを上手く活用した玄関の大開口。

ダイニング Dining

柱はヒノキ、梁は杉と赤松、床は相生杉。 壁面は施主様のご希望で、クロス張りではなく、AEP塗装を採用した。

ダイニング Dining

1階の天井は少し下げ、構造体である梁を露出。 建具を梁下いっぱいまで大きくすることで、圧迫感を感じない空間に仕上がった。

キッチン Kitchen

奥様こだわりのオーダーキッチン。 継ぎ目のない厚みを出したステンレスのカウンタートップにシャープな角の仕上げなど、ハードな印象のキッチンとなった。

キッチン Kitchen

キッチンの腰壁はウエスタンレッドシダー。奥様が一枚一枚配色を考えて配置された。

リビング Living

階段から見たLDKの全貌。大開口でウッドデッキと繋がっているため、リビングが拡張されたような感覚になる。

リビングの吹き抜け部分は大開口となり、ウッドデッキとフラットに繋がっている。

リビング Living

規制により建築ができない南側の敷地には、ウッドデッキを広く敷くことで視覚的に専有面積が広がったように感じられる。

リビングと大開口で繋がったウッドデッキ。

ウッドデッキ Wood deck

ウッドデッキ夜景。板張りの方向を揃えることでリビングとの連続性を演出する。

吹き抜けから見上げた天井

天井 Ceiling

リビング上部は大きな吹き抜けとした。大開口のウッドデッキとの相乗効果で、非常に広々とした明るい空間。

廊下・ホール Hall

吹き抜け横のフリースペースは、将来間仕切りを設置して子ども部屋とする予定。

2階から吹抜けを見下ろした眺め

廊下・ホール Hall

2階の渡り廊下からの眺め。吹き抜けと大きな窓からの眺めは住まいの中で一番のビューポイント。

真っ白なモザイクタイルで仕上げた洗面台

洗面・浴室 Sanitary

真っ白なモザイクタイルで仕上げた洗面台。タイルに合わせた洗面ボールや水栓金具は奥様のコーディネート。

  • 設計

    池上 和宏

  • 大工

    是枝 圭