WORK 27
築25年の住まいをリノベーション。大正時代の建具を取り入れながら、同時にモダンな要素も盛り込みました。 蓄熱暖房機や複層ガラスといった設備を採用することで暮らしやすさも追求しています。また、大工の造作家具も見どころです。
鏡面ブラックのシューズクロークがモダンな印象を生むエントランス。
モダンなシューズクロークの 対面には大正時代のアンティーク格子とガラス戸が配置されており、レトロとモダンが両立した空間となった。
モダンな印象のホワイトマーブルの床に、ブラックウォールナットの無垢材や鏡面ブラックの素材が調和したLDK。
キッチンカウンター下には、大空間のLDKを冬でも暖かく保つ蓄熱暖房機を設置。
それまで使われていなかった二間続きの和室を一つにまとめ、家族が集まる大空間LDKにリフォーム。
ブラックウォールナットを用いたダイニングテーブル、TVボード、ローボード、PCカウンター、キッチンカウンターなど、大工の手による造作家具を多数採用した。
小上がりの和室には、大工が製作したタモ材の堀座卓を設置。プリーツスクリーンで和に寄りすぎないよう工夫。
和室は仕切りに格子戸を採用することで、視線が通り開放感を感じられる構成とした。
格子戸を閉めた様子。
爛漫の黒の町屋襖が、シンプルモダンな和室に彩りを添える。襖の変更は雰囲気を変えるための良い手段となる。
アンティーク建具と黒竹を用いた造作の飾り棚。何も飾らないままでも流れるような優しい佇まいを楽しめる。
大工が製作した、ブラックウォールナットの端材を使用したアートな建具。
階段にもブラックウォールナットの無垢板を使用。一部の蹴込部分をアクリル板とし、階段下の間接照明が柔らかく漏れるデザインとしている。
階段の壁にはアクセントとしてデザイン格子を納めた室内窓を設けた。
アクセントクロスが可愛らしい印象のトイレ。
コンパクトに収まった機能的なトイレ。コンクリートを模したクロスに無垢材の手摺を添えることで、モダンとレトロを組み合わせている。
角谷 由美
平成建設
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