WORK 22
広々とした敷地を贅沢に使ったお住まいです。 南面に大開口を設けることで豊かな自然を暮らしに取り入れる一方で、寝室やゲストルームなどの寛ぐ空間は別棟にまとめ、プライバシーに配慮しました。 無垢材や天然の塗り壁といった「本物の」素材を内装に取り入れることで、上質な住空間を実現しています。 伝統工芸の粋を凝らした和室と、田舎風に仕上げた宴室という特徴的な二部屋には、細部までお施主様のこだわりが詰まっています。
切妻で南面に大きく開いた平屋棟と、寄棟の大庇が特徴的な高層棟から構成された外観。 平屋棟にはLDKや浴室など、恵まれた景観を楽しむための諸室を配置。 高層棟は寝室やゲストルームなど、プライバシーを重視する諸室を配置している。
来訪者を迎える、2m40cm片持ちの大庇。
大きな住まいにふさわしい格調高いアプローチ。木材や石材といった素材本来の力強さを現している。
玄関にはバーナー仕上げの石材が敷き詰められ、拭き漆で仕上げた欅(けやき)の幅広板が訪問者を迎え入れる。
天井に設えた木格子から柔らかな光があふれ出し、塗り壁で仕上げられた空間に温かみを与える玄関。
2.8mの高天井を持つ和室。室内は漆に彩られ、伝統的な組子細工の障子や、京都の老舗唐紙専門店の襖など、伝統工芸の粋を集めた空間となった。
勾配天井を採用したリビングルーム。南面に設けた大きな開口により、庭と一体化した空間を楽しむことができる。
一間の奥行きを持つウッドデッキ。軒天は杉の化粧野地板と化粧垂木で仕上げられ、美しいリズムを奏でている。軒の出も同じ一間分の奥行きを持っているため、少々の雨でも問題なく使用することができる。
杉の丸太を大胆に使った架構の下に大きな囲炉裏を設け、田舎風の意匠でまとめた宴室。 お施主様がお客様と語らい、食事を楽しまれるもてなしの空間。
川に面して大きなテラスを設け、自然を感じながら宴を楽しめる構成とした。
重量感溢れるチーク材の質感をより効果的に見せるため、スケルトン階段を採用。
階段横のスペースに設けた本棚。
建築に漆をふんだんに使用している。
低層棟と高層棟の間に30畳以上の広さを持つ中庭を設けた。東側の壁面はランダムに開口が設けられ、その一つ一つがガラス器や壷などの展示スペースとなる。 夜間にはそれぞれに照明が灯され、屋外美術館のような壮麗な空間に変貌する。
テラスに接して和の趣がある中庭を設けた。
周囲の景観を眺めながら入浴できる浴室。
細部に和の設えを施したトイレ空間。
平成総研
木工事:桜井 謙治 RC:栗田 信行、山下 和晃
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