WORK 154
開通した三島北口線の交差点付近にあり、多くの人の目に留まりやすい土地で開業された歯科医院です。L型の変形敷地に対して、最大限の診療室数を確保するために建物は敷地に沿うような形状とし、使い勝手の良い動線になるように諸室を配置しました。お子様からシニア世代まで、地域のご家族の健康を支えたいというお施主様の想いから、内外装共に幅広い年齢層に受け入れられるような空間を目指しました。
お年寄りからお子様まで、幅広い年齢層の患者さんを受け入れる「ファミリー歯科」を目指した外観。白色の外壁と箱型の形状ですっきりとした印象を持たせながら、丸窓と青いロゴがアクセントとなり、親しみのある雰囲気になっている。必要諸室や駐車場を設けるため、建物は敷地を最大限使えるように敷地形状に沿う形となった。
エントランスには、車椅子の方も来院しやすいようにスロープを設けた。道路に面する東面と南面の外壁を立ち上げ、フラットな面をつくることで、目に留まりやすい印象的な外観をつくっている。
計画地を最大限活用するため、診療室は道路に対して斜めに配置されることになった。その結果生まれた三角形のスペースを、奥行きのある待合として活用している。また、待合や受付の床は木目調にすることで柔らかな印象とした。
内装は清潔感のある白を基調としつつ、医院のイメージカラーである青色をアクセントに用いた。受付は大理石調のカウンターと印象的なガラスの照明器具で、明るく上品な雰囲気に仕上げている。
受付の背面は、高級感のあるタイルと真鍮色のロゴで上品にまとめた。ロゴは平成建設にてご提案した。
外観のアクセントになる丸窓はキッズコーナーに設けられており、内部空間に楽しさを生み出している。壁はマグネットが付く仕様になっており、壁面を使った遊びや演出ができるようになっている。
半個室の診察室は、空間を最大限使いながら患者さんのプライバシーにも配慮している。診療室には大理石調の床を採用し、落ち着きと清潔感のある、明るい空間とした。壁はブースごとに色を変え、奥に行くほど濃くなるようなグラデーションになっている。
患者さんの緊張を和らげるよう、レントゲン室には空柄のクロスを貼った。
後藤 啓太 清水 瑠美香
木工事:久保田 雅典 RC:関口 貴裕 渡邉 徹
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