WORK 147
外壁はコンクリートを打放し、無垢の木材を要所に使用することで、「素材」の良さを引き立たせた最小限の要素で構成された賃貸マンション。職人の手仕事の痕跡が残る自然素材による仕上げは時間の経過とともに「経年変化」していくことで、このマンションの味わいとなり付加価値をもたらしてくれます。
外壁はコンクリート打放し。エントランスの壁・天井も同じくコンクリート打放しだが仕上げ方法を変えることで異なる表情を与えている。
外観夜景。
駐輪スペースと宅配ボックス。
エントランスと駐輪スペースの壁面には杉板型枠(浮造り加工)仕上げになっている。一枚毎に型枠の厚みを変えることで凹凸を出している。
様々な(ひと・もの・こと)が掛け合わさっていくことで生まれるものづくりの愉しさを想い、館銘板にはRH「×」となっている。
コンクリートの中に無垢の木材が彩りを添えるエントランス。
2m角の木製格子を2枚入れただけのシンプルなエントランス。格子の枡目にレジンを流し込むことで表面を平滑にし、レジンを乳白に変化させることで、中庭の木々の陰影が重なり幻想的な雰囲気を演出する。
エントランスホール夜景。
北側1階のワンルーム。本来需要の低い部屋だが、他の部屋とデザインを変えることで付加価値を持たせた。
水回りと収納を衝立壁で仕切っただけの、がらんどうの空間。どう暮らすかは住まい手に委ねている。
衝立壁で仕切られたウォークインクローゼット。
和知 祐樹 石川 博美
木工事:池田 純 RC:青木 伸司 渋谷 宗則
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