WORK 146
お子様が巣立った後、夫婦だけで暮らす築25年の軽量鉄骨造のお住まいをリノベーション。和室をなくして広々としたLDKは、奥様が一目ぼれした無垢のヨーロピアンオークの床とし、無垢材ならではのやさしい肌触りが楽しめるように。水回りの設備も一新して利便性を高めるだけでなく、奥様の好きなタイルや壁紙をアクセントに用いることでオリジナリティのある住まいとしました。
重厚感のある木製の玄関ドアを新調。テラコッタ風のタイルと合わせ、玄関ポーチをヨーロピアン調のデザインに。
玄関ホールは、木のぬくもりがある室内に合わせたしつらえ。奥様が季節の花やお気に入りのイヤープレートを飾って楽しまれている。
自転車を2台しまえるように、玄関に大型の土間収納をプラスした。スッキリと片付いた玄関を維持しやすくなっている。
美しい格子のドアの先が、リビング。光の筋の向こう側にある空間への期待が高まる。
和室とリビングに分かれていた部屋をひとつにし、広々とした空間に。天然スタイル土壁を用いた左官仕上げの天井を間接照明の柔らかな光で照らし、上質な空間を演出している。
空間の表情をドラマチックに演出する照明コントローラーをリビングに導入。スイッチひとつで、明るい華やかな印象の部屋が落ち着いた雰囲気に変わる。
リビングには、無垢のヨーロピアンオークのフローリングを採用。ところどころにスプーンカット加工された材をちりばめ、肌触りと踏み心地の良い床に仕上げた。
透明感のあるクリスタルカウンターが美しいキッチン。足元を間接照明で照らし、浮遊感のあるデザインに。背面の壁には、奥様のお気に入りの、レトロなテイストが愛らしいオールドフランセのグリーンのタイルをあしらっている。
キッチン収納の扉は全てオークの突板で仕上げ、LDKをトータルコーディネートしている。たくさんの食器や食材をしまえる背面収納は、幅3.6m以上の頼もしい大きさ。メーカーではこの幅のカウンター天板を作ることができず、オリジナルで製作した。
玄関からキッチンに向かう廊下に、新たに洗面台を造作した。耳付きのクスの一枚板で作ったカウンターには真鍮の金属塗装を施した洗面ボウルを、素焼きのモザイクタイルを貼った壁面にはカウンターと同じクスでフレームを作った鏡を合わせている。
奥様が好きな色であるイエローのボーダータイルを貼った洗面台。スペースに合わせて、オークの台を大工が製作した。
以前は砂利敷きだった庭をウッドデッキに変更。隣家との境界には、ウッドフェンスを設けた。盆栽や金魚の飼育といった、ご主人の趣味を満喫できるスペースとしている。
角谷 由美
三留 尭
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