WORK 134

カフェ風ダイニングのある家

庭と直接繋がる大きなテラスとリビング土間を設けたお住まいです。 理想の住まいに対する明確なイメージをお持ちだったお施主様。 設計士・大工が協働し、カップボードの引き出しの数や飾り棚の位置、洗面化粧台のタイルなど、細かいポイントを一つずつ掬いあげ、お施主様のご希望を形にしました。 一繋がりの大空間LDKは、大きな吹き抜けを設けた開放的なリビングと天井を低く設定して籠り感のあるダイニングに分け、空間の持つ役割に合わせて快適に過ごせるように設計しています。

建築データ

  • 構造

    SE構法
  • 所在地

    静岡県富士市
  • 築年数

    新築
  • 階数

    2階建て
  • 延床面積

    124.50㎡(37.66坪)
  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

    長期優良住宅
グレーの外壁に木質感がアクセントになる外観

外観 Facade

グレーの塗り壁に、扉やテラスの柱、軒天の鮮やかな木質感が印象的な外観。

広い土間を設けた玄関

玄関・土間 Entrance and doma

玄関土間とホールに設けた手洗いスペース。向かって左に見える扉の先には趣味室を配置。

エントランスとフラットに繋がる玄関

玄関・土間 Entrance and doma

リビングの扉には吊り下げ式の建具を採用し、玄関ホールとフラットに繋がるデザインとした。 リビング土間と玄関土間は一つの空間で繋がっている。

収納空間と繋がる玄関ホール

廊下・ホール Hall

階段下を利用して大きな収納空間を設けた。 汚れやすい壁面にはラワン材を、高さを変えられる棚板にはパイン材を使用。

造作洗面台

洗面台 Vanity

お施主様のイメージを元に製作した洗面台。タイル、洗面台はお施主様が選ばれたこだわりの品。

趣味を楽しむ洋室

洋室 Room

玄関脇に設けた、コレクションされている絵画や小物を展示する趣味室。 床にバーケットフロアを採用することで、部屋全体の雰囲気を居住スペースと変えている。

リビング土間と上部吹き抜け

リビング Living

上部を吹き抜けとした開放的なリビング。床材はオークの無垢板を使用。

造作の対面キッチン

キッチン Kitchen

平成建設にて施工したオリジナルデザインの造作キッチン。印象的に見えるよう、キッチンとダイニングは一段高く設定している。

エジソン電球

照明 Lighting

キッチンに配置した、フィラメントが美しいエジソン電球。

個室のようなダイニングスペース

ダイニング Dining

居心地の良い隠れ家のようなダイニングスペース。天井を一段低くして板を貼り、垂れ壁を設けることで籠り感を生んだ。

庭の風景を取り込むピクチャーウィンドウ

ダイニング Dining

ダイニングに設けたピクチャーウィンドウからは庭木を眺めることができる。造り付けの家具によってまるでカフェのような空間となった。

上部吹き抜けとしたLDK

リビング Living

リビング全景。吹き抜けとその上部の窓から明るい光が降り注ぐ。

屋外テラスと繋がるリビング土間

リビング Living

大開口で屋外テラスと繋がるリビング土間は、様々な用途に使うことができる。土間とリビングを跨ぐテレビボードは平成建設にて製作した。 1階・2階ともに開口部には木枠を用いてナチュラルな雰囲気にまとめている。

庭と屋内を繋ぐテラス

Garden

屋根付きのテラスはモルタルの金鏝仕上げ。軒天にはレッドシダーを貼って印象的な空間に。

台形型のリビング土間

リビング Living

吹き抜けからリビングルームの土間を見る。形状を台形にすることで使用用途が広がる。

ロールスクリーンを開閉することで印象が変わるホール

廊下・ホール Hall

吹き抜け上部にはシーリングファンを、手摺りの上部にはロールスクリーンを設置した。 スクリーンを開けば吹き抜けと一体化する開放的なホールになり、閉じれば個室として使用することが可能。 2階ホールは特定の使い方を想定しておらず、今後の暮らし方に合わせて自由に再設計できる。

ファミリークローゼット

収納 Storage space

2階には広く大きなファミリークローゼットを設けた。

  • 設計

    山口 晴江 高村 厳樹

  • 大工

    駒井 剛 小山 卓也