WORK 127
辻堂海岸まで徒歩10分。サーフルームを設けた、潮風に良く似合う西海岸風のお住まいです。アクセスしやすい１階には趣味を楽しむ多目的ルームやお客様をおもてなしする和室を、眺望に優れる２階には大空間のLDKを配置しました。 漆喰の白壁に、レッドシダー、カリン、ナラなどの木の質感を合わせ、要所にカラフルな差し色を配色。 湘南の海に良く似合う、明るいマリンスタイルのお住まいが完成しました。
塗り壁のざっくりとした素材感、大きな片流れの屋根、鮮やかな軒天のレッドシダー、穴あきブロックなど、様々な要素を組み合わせて生まれた、湘南風の佇まい。 玄関の前にはテラスを設け、靴を履いたまま直接和室とサーフルームに行ける動線を設けた。 また、庭にはスケートボード用のランプとボウルを配置し、ブルーのタイルでマリンテイストを追加。
白い壁と白い板塀、ソテツやヤシなどの植栽が湘南スタイルを演出する。片流れ屋根の軒天にはレッドシダーを貼ってアクセントとした。
広々とした玄関。土間は左右に伸びており、それぞれサーフルームと和室へと繋がっている。下駄箱はナラ材で製作し、色鮮やかに塗装した。
アンティーク建具で仕切られた、和室と玄関を繋ぐ土間。相生杉を塗装した切目縁を設けることで、屋内ながら屋外のような空間が生まれる。
方形畳と板間を組合わせたモダンな和室。障子を開けば土間に、アンティークの板戸を開けば玄関ホールに繋がっている。
こちらは和室と反対側に設けたサーフルームと、趣味を楽しむ多目的ルーム。濡れることの多いサーフルームの床には玄関土間と同じ陶磁タイルを使用し、趣味室の床にはアンティークな杉の足場板を用いてラフな印象に仕上げた。
階段の壁面に見えるのは玄関ホールのステンドグラス。
眺めの良い２階には30帖の大空間LDKを配置した。鮮やかな床材はカリンを使用。壁と天井にはルナファーザーとホタテパウダーを使用し、漆喰のような質感のある、リッチな空間とした。 照明を取りつけた梁は米松を用いている。
レッドシダーで造作したオリジナルデザインのダイニングベンチ。座面にはナラ材を使用し、その下は収納空間として活用。
青の差し色がアクセントになるコの字型のキッチン。手元を立ち上げ、アンティークなタイルを貼った。ガラス戸を配置したセミオープンな背面収納もオリジナルデザイン。カウンターにはナラ材を、背面収納にはタモ材を使用。
帆船を思わせるマリンテイストのシーリングファンが印象的なLDK。ロフト下の空間は、将来的に壁を設けて独立した居室にすることも可能。オリジナルデザインのテレビボードは、エアコンの目隠しも兼ねている。
寝室の床はパイン材を使用。アクセントウォールと壁紙でおしゃれな空間に。
寝室に隣接して設けた、収納力抜群のウォークインクローゼット。
お施主様が選ばれたパーツを組み込んだ、オリジナルデザインの洗面化粧台。込み合う時間でも快適に身支度できるよう２つの洗面器を並べ、床には濡れても乾燥しやすいコルク材を採用。 下駄箱やキッチン、洗面台の差し色はお施主様と設計士が話し合って決めた。特に意識したわけではないが、海や太陽といった、湘南をイメージするカラーに纏まった。
壁紙が可愛らしい２階トイレ。ストライプ柄の壁紙や男性便器は、お施主様のご希望で取り入れた。
便器の対面に設けたおしゃれな手洗いスペース。天板にはナラ材を使っている。
竣工後、５年が経過したお住まい。レトロテイストな愛車がリゾートライクな雰囲気を生む。
ディスプレイスペースに「好きなもの」を並べた、湘南テイストな玄関。
土間になっているサーフルームではお施主様の愛犬たちが寛ぐ。居室と繋がる土間はペットにとっても快適な空間。
山田 徹 松永 琴美
片平 雄
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