WORK 114
敷地を最大限に活かす為に中央に共用外通路を設け、建物をコの字型に配置した木造集合住宅です。 様々なライフスタイルに対応できるよう、部屋の大きさや形、収納の種類などを変え、10種類のプランを組み合わせました。 安定した入居率を維持するため、高級感のある外観デザインや充実した住宅設備で建物の価値をグレードアップし、他物件との差別化を目指したアパートです。
アイボリーとネイビーを組み合わせ、木材の質感や、サイズの異なる窓を外観のアクセントとした。RC造にも負けない高級感のあるデザイン。
都市部では必須となりつつある駐輪場。
建物に取り付けられたシンプルな切り文字の館名。館名の"Warme Vesta"はドイツ語で「暖かい+守り神」という意味をもつ。
敷地の中心に通路を設け、10世帯のエントランスを集約。共用通路側の窓を最小限に留めることで、住人同士が程よい距離感で暮らせるようにした。 通路はスタンプコンクリートで枕木を再現し、手入れの簡易さとデザイン性を両立。
エントランスにはアルコープを設け、世帯ごとのプライバシーに配慮。奥行きを利用してメールボックスを配置しており、置き配にも対応できる。
共用階段がないため、2階のプランは個別の階段を持つ。
この集合住宅は、計画地を最大限に活用するために10種類のプランを組み合わせている。こちらはリビング収納付きプラン。
各居室の窓は、主に敷地から外側に向けて配置した。
こちらは、三枚引き戸を開けるとLDKと一体化して広々と使える洋室。
2階のプランには全てウォークインクローゼットを設けた。
木の質感を再現したバルコニーはサイディングなので手入れがしやすく、外観上のアクセントにもなる。
1階はプライバシーを考慮し、共用通路側に水回りを纏め、敢えて窓を設けていない。採光はテラス付きの掃き出し窓が担う。
一方、2階は暗くなりがちな北側の居室も採光できるよう、中央の通路に面して窓を設けている。向かい合う窓の位置をずらし、対面の入居者が顔を合わせないよう配慮した。
こちらは北側に配置された部屋。通路側に設けた窓から明るい光が降り注いでいる。
賃貸物件ながら高級感のあるバスルーム。高性能な住宅設備は、住まいにより高い価値を求める入居者が増えた今、他物件との差別化に繋がる。
内藤 航
加藤 駿
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