WORK 112
都内のマンションから、地方都市の庭付き一戸建てに移住されたお施主様。 「ラワン」「アイアン」「コンクリート」など、お好みの素材を取り入れつつ、庭に設けた家庭菜園や愛犬との時間を楽しむ、自然を身近に感じるナチュラルな住まいが完成しました。 リモートワークが進む時代ならではの選択です。
プレーンでモダンな外観。南面の庭の方向には大きな窓を、道路側には小さな窓を並べている。
日当たりの良い南面に窓を設け、キッチン・ダイニング・リビングで庭をL字型に囲んだ。庭の一部はコンクリートを打った外土間としている。
エントランスには玄関収納を回る動線、キッチンを回る動線、人の流れを遮らない二つの回遊動線を設けた。
ラワン材の質感を活かした、三方向に開く玄関収納。上部に間接照明を埋め込んだ。
エントランスを含めて1階は全ての空間が一続きになっている。鉄骨を用いたストリップ階段は視線を遮らず、玄関からリビングを見通すことができる。 階段手すりは空間に合わせて白い鉄骨を採用。
極力シンプルに、お施主様と設計士、職人が協力して作り出した世界に一つだけのオリジナルキッチン。素朴なラワン材がアクセントとなっている。
キッチンの天板には左官材の「モールテックス」を使用。漆喰のような質感だが軽量で使い勝手が良い。 できるだけ生活感のあるものは収納し、常にスッキリとした状態を保っているそう。
材木屋にてお施主様が選ばれた天然木を加工したダイニングテーブルとベンチ。乾燥中に発生した割れを「ちぎり」で繋げ、アクセントに。
ラワン材を挟むことでデザイン性を高めたダイニング照明。
ダイニングの横に設けられたユーティリティスペース。
カーテンを閉じることで独立した部屋になる。客間としても活用可能。
一続きのダイニング、リビング、内土間は、それぞれ素材と高さを変えることで動きのある空間に。中庭へ続く開口部には柔らかく光を通すバーチカルブラインドを採用。内土間には左官材「MPC」を使用した。
床のレベルを一段下げたピットリビング。二方向の窓と、天井に設けたトップライトから採光している。アクセントウォールには「ワンダーフィックス」を使用。
設計士がデザインし、職人が施工した洗面台にも左官材を使用した。
窓から明るい日差しが降り注ぐ2階廊下には、夜間、足元を照らすフットライトを設置。空間を最大限に活用するために2階は全室引き戸とした。
扉を無くし、使い勝手を重視したファミリークローク。
光も風も通す鉄骨の手すりで開放感は抜群。
眺望が開ける方向にルーフバルコニーを設け、ウッドデッキを設置。洗濯物を干すも良し、アフタヌーンティーを楽しむも良し、高台ならではの特別な空間。
角谷良一 矢部正憲
佐々木敬士 菅原壮平 藤田奈生 小山卓也
平成建設の家づくりをご紹介した、施工事例集を無料でプレゼント中!
新築住宅、リノベーション、マンション建築など、様々な資料をまとめてご請求いただけます。