WORK 1
樹木に覆われていた土地を整備し、住宅と池のある庭園を設けた二世帯住宅です。庭のある南面に大開口を設けたことで、広い建物の内部にも明るい光が届く住まいとなりました。 住宅の機能は1階に集約し、2階はゲストのための空間に。それぞれの機能に応じたボリュームを積層させて、四方に軒を大きく張り出す構成としています。
東面からエントランスを見る。 割肌のボーダー石を貼り込んだ壁を大きく設けてアクセントに。
エントランス内部は半屋外空間。自転車やベビーカーなどを雨から守り保管することが可能。格子戸は閉めて風が通るため劣化を防ぐことができる。
エントランス夜景。天井には桐の縁甲板を貼り並べ、壁との取り合い部分に間接光を配置し、光に導かれるアプローチとした。
広々としたエントランスホール。向かって左の壁面はお施主様のコレクションを飾るギャラリースペースとなっており、まるで美術館のような趣。
エントランスに設けた接客用のキャビネットとベンチ。床材と同じナラで造作し、木の重さではなく軽やかさを表現するためにベンチは壁面からの持ち出し式を採用。
建物南面の大きな庭には、豊かな水をたたえた池を設けた。住まいに光を取り込む南面の大開口には遮光性カーテンとバーチカルブラインドを配置し、開放感とプライバシー保護を両立。
広いエントランスの突き当りに設けた坪庭。夜間はライトアップされ、お客様の目を楽しませる。
南面には二か所の大開口を設け、大空間LDKに光を導いている。 どちらの開口部にもバーチカルブラインドを設置。
リビング・ダイニングが連続する大空間LDKは、この住宅の中心的空間であり、それぞれの部屋へアクセスする拠点となる。
北面に大きな開口部を持つため、キッチンは明るい。ダイニングテーブルはお手持ちの座卓をリデザインしたもの。
リビングルームには大きな吹抜けを設けた。
LDKの壁面には、横幅5m80cmの飾り棚を兼ねたAVボードを設置。色彩、樹種を統一した造作家具で構成されている。
1階リビングと吹き抜けを介してつながる2階のセカンドリビング。
和室の折り上げ天井に間接光を配置し、モダンな組子照明を設置した。
完全調光式のAVルーム。お手持ちのCD・DVDに合わせた壁面収納と、後々のメンテナンスに対応した家具を造作した。
間接光による柔らかな光に包まれたゲスト用ベッドルーム。
洗面台はメンテナンス性に優れた人造大理石の一体成型品。将来的にはバリアフリーにも対応できるようデザインされている。
平成総研
山中 康誌
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