WORK 71
お施主様の中で住まいのイメージは決まっていたものの、外観のデザインや具体的なプランに関してはお任せいただきました。 床や壁などの素材や、水栓やドアノブなどの部材は入念に打ち合わせを繰り返し、サンプルがないものはお施主様自らショールームに赴いて確認されるなど、とことん選別されたものを使用しています。 住まいの南北を繋ぐ通り土間により、明るく開放的感に溢れるお住まいです。
シンプルな白い塗り壁の建物。高台に位置する敷地を活かし豊かな自然を楽しむため、建物の北面には大開口を複数設けた。
北面の軒天と南面の壁面にはアクセントとしてレッドシダーを用いた。
お施主様のご希望で設けた建物の南北を繋ぐ通り土間。自転車を置いたり、趣味のモノづくりを楽しむ空間として活用できる。
お施主様のご希望のひとつ「オープンなリビング」を実現するために、コンクリートブロックで空間を緩やかに仕切った。このブロックは沖縄から取り寄せたもので、飾り棚も兼ねている。
ステンレスとクルミの木を使った、フリーハンドイマイ製のオーダーキッチン。
キッチンは浴室と隣接しており、頻繁に人が行き来することが想定されたため、アイランドキッチンを採用し回遊性動線を設けた。
キッチンから浴室を見る。
白いタイルが印象的な洗面脱衣室。
タイルとガラス扉によってホテルライクにまとめたバスルーム。タイルは様々なサンプルを取り寄せ、検討を重ねた。
LDKにも鋼鉄ブレースを使用し、壁を設けずに視線が抜けるデザインとしている。
リビングのフロアを伸ばすプランも提案したが、通り土間の「抜け感」を大事にしたいとのことで、土間がフロアを分断する間取りとなった。また、普段はスノコを設置しているため、行き来は問題なくできる。
お施主様が「トイレ用に」と入手されたアクセントクロスが、清潔感のある白いトイレを、個性的に、可愛らしく彩る。
階段にトップライトを設けて採光を確保。光を遮らない鉄骨のスケルトン階段により、階下にも明るい光が届く。
2階ホールの床は、トップライトの光を階下に導く「すのこ階段」。上部の金属の棒は雨天時に便利な物干し金物。同時にお子様のためのぶら下がり棒にもなる。
2階の洋室は吹き抜け・廊下に面して室内窓を設けている。
洋室から見る室内窓。
白く、清潔感のある2階のトイレ。
1階土間スペースの上。スノコ状の2階廊下は、水平面の耐力を確保するため採光の邪魔にならないブレースを配置。
奥村 賢史
村田 直樹
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