WORK 47
奥様の実家をリフォームし「終の棲家」とされた50代のご夫婦。愛猫家のご夫婦のため、お住まいの随所に趣向を凝らしたキャットウォークを設けました。 大工が腕を振るった茶室、考え抜かれたライブラリー、無垢の木と漆仕上げと、細部までこだわり作り上げたお住まいです。 2015年度「住まいのコーディネーションコンテスト」リフォーム部門部門賞を受賞しました。
玄関から入った来客を歓迎するホール。異なる樹種や塗料を使い、パネル状にスペースを分割した飾り棚を設置した。
下駄箱の天板は、栗の木を手斧で加工し、漆を塗って仕上げた大工の技が光る逸品。
飾り棚はキャットウォークになっている。棚の裏が住宅内に用意された「猫ドア」とつながっている。
本棚兼キャットウォークが3方向に設置されたライブラリースペース。
可動式のベンチの幅広のひじ掛けは、片方にはコーヒーが、もう片方には愛猫が座れるようにデザイン・製作。
リビングにも猫のための空間を設けている。楠の一枚板で造作うkしたカウンターと飾り棚も猫のためのキャットウォーク。エアコン側は安全を考えて行き止まりとしている。
漆黒のキッチンカウンターは漆の蒔地仕上げ。
ダイニングテーブルはカウンターと同じく楠の一枚板で製作した。キッチンカウンターには間接照明を配置。
木の質感を間接照明が美しく照らし出す。
猫の可愛らしい姿をデザインされた襖が印象的な和室。
富士山と丸窓の障子が印象的な主寝室。カウンターの足元を掘り下げ、座って読書が楽しめるように設計。障子を開けると…
茶室と寝室をつなぐ丸窓と富士山。開口部は当社大工が造作したオリジナルデザイン。
茶室の手前には水屋。お施主様がお好きな黒竹と間接照明でおしゃれに。
和室を「茶室」としてリフォーム。
床柱は桧の錆丸太と皮付き百日紅、床框には以前の床柱を使用し、天井には竹網代と茶網代に錆竹を合わせた。
リフォーム後、お施主様は茶室と共に四季の移ろいを楽しんでいるそう。
角谷 由美
山中 康誌
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