WORK 25
ずっと「素敵だな」と思われていた古い家を購入され、古さを美しさに変えた和の住まいに。残したのは軸組、屋根、階段のみの、大規模スケルトンリフォームです。 梁の架け替えなど金額のかさむ軸組変更をせずに、間取りを工夫することで、耐震・制震までも実現しました。古材や土、無垢の木のぬくもりが溢れて居心地の良い日常をつくりだし、今という「時」に見合った安心安全なお住まいになりました。
古き良き時代の面影が残る外観。 古くなっていた外壁を剥がし、新たに黒いサイディングを張ることで断熱性・気密性が上昇すると共に、モダンな印象となった。
和室の畳の下に使われていた荒床を再活用し、ブロック塀から木塀に変更。羽目板を互い違いに打つことで敢えて隙間をつくり、空気の流れを生む。
リフォームによって美しく生まれ変わった玄関。壁には調湿・消臭作用のある天然素材、ホタテパウダーを使用し、床板には厚さ30ミリの杉材を用いた。
ガラスの開口のある玄関扉に変更することで、光が差し込む明るい玄関となった。
玄関正面には、インテリアを楽しめる飾り棚を設置。
玄関ホールには、大工製作の格子戸の収納を設けた。
ストリップ階段と丸柱は既存のものを再塗装。無垢杉の床と丸柱の納まりには丁寧に時間をかけた。
木とステンレスが調和した、コの字型のレイアウトのキッチン。
家事をしながらでもリビングの家族とコミュニケーションがとれる、対面式のキッチンに変更。
収納も設けられた木のキッチンカウンター。
以前縁側だった部分までまとめて一つの空間としたため、非常に広々とした開放感のあるリビングとなった。
キッチンとリビングを仕切る木製の格子戸は、光と風を遮らず空間を分けてくれる優れもの。 視線が奥まで通るため、白を基調とした開放感のあるLDが引き立つ。
一角に小上がりの畳コーナーを設けたリビングダイニング。 ダイニングテーブルやカウンターには無垢の木材を使用。
LDK夜景。
2階のセカンドリビングは、ピアノを設置できるよう補強工事を行った。 両開きの障子は吹き抜けと通じており、採光の役割も果たす。
広々としたトイレ。
片桐 麻衣子
平成建設
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