WORK 2
本当に良いものは長い歳月を経ても朽ちる事なく、ますます輝くもの。 日本の古くて本当に良いものたちを発見・再生し、 更にただ古いものを活かす場所を作るのではなく、現在のデザイン、使い勝手を取り入れ、居心地が良く住みやすい住宅を目指しました。 目にとまる場所には趣のある古材を使用していますが、建物の強度はSE構法の構造材によってしっかりと確保し、高い耐震性能を誇ります。 伝統の継承と刷新がテーマのお住まいです。
外観はまさしく大正浪漫に溢れた日本家屋。
南面と北面で異なるデザイン・印象となっている。
玄関と勝手口を繋ぐこの土間には、夏季の清涼感と掃除のしやすさを考慮し、井戸からの湧水を利用した水路を走らせている。
玄関と勝手口を繋ぐ通り土間には可動式の渡り廊下が床下に収納されており、必要に応じて隣室と繋げることができる。
渡り廊下をセットした時の様子。
空間が縦にも横にも広く設計されているが、土壌蓄熱式全館暖房(サーマスラブ)を採用しているので冬でも温か。
大空間のLDK柔らかな間接照明が室内全体を雰囲気よく照らす。
LDKの大空間は用途に合わせて仕切りることができようにスライドを設置した。
フルフラットタイプの対面キッチンは雰囲気を合わせながらも使い勝手抜群の設備。
単純に古い材料を再利用するのではなく、素材を魅せる、風合いを楽しむことを考え、構造ではなく意匠として材を取り入れている。
レトロな土間空間。建具の格子、時代を感じさせる照明、塗り壁とマッチし、古き良き時代を思い出させてくれる。
南面に対して土間を挟むことで直射日光の影響を受けにくく、一日の温度変化が少ない過ごしやすい空間。
玄関や客間などに使われている建具は明治・大正から昭和にかけて造られたもので、当時の職人の技術力を肌で感じられるほど細工が非常に美しい。その美しさを引き継ぐために現在の建具よりも小さい建具に合わせて内装を調整している。
時代感のあるシューズクローク。重厚感のある美しい風合い。
大きな吹き抜けは、天窓からの採光を土間へと届ける役割も果たしている。1階から見上げれば、大きな吹き抜け越しに迫力ある梁の表情が楽しめる。
天井を走る梁が迫力ある表情を見せる。天窓から取り入れる明かりが1階まで差し込むダイナミックな空間。
しっくい壁の白に、かつて寺社で使用されていた黒光りする梁が堂々と映える、2階渡り廊下。
レトロなタイル張りの洗面台。
角谷 良一
土屋 和之
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