WORK 19
玄関を入るとホール越しに、上部を障子に切り取られた坪庭がお客様をお迎えする住まい。この坪庭は、玄関ホールを演出する飾りとしての要素だけではなく、玄関、ホール、そして、平屋の場合どうしても暗くなりがちな中廊下に、光をふんだんに取り込む役目を果たしています。
木造平屋造りの純和風邸宅。
居間が暗くならないようにするため、全体のバランスをとりつつ下屋は浅めに設計した。
袖垣のある和の玄関アプローチ。
無垢の木材と塗り壁によって、新築でありながら落ち着いた印象を与える佇まいとなった。
純和風の外観にふさわしい、重厚な玄関と玄関ホール。
玄関に入ると坪庭がお客様をお迎えする。白川砂利を敷き、水蛍燈篭、亀甲石をあしらった。
坪庭と道路との目隠しには竹穂垣を用い、いろはもみじ・南天・矢車草・カクレミノ・ソヨゴ・ヤツデ・玉龍などを植えた。
緩やかに傾斜する天井は杉の上り竿縁天井、壁は聚楽塗(じゅらくぬり)を採用。
式台にはヤニ松、床面には無垢の桧縁甲板(ひのきえんこういた)を使用。
杉の浮造り仕上げの下駄箱。
和の趣に馴染んだ玄関手摺り。
暗くなりがちな平屋の中廊下も、トップライトを設けることで明るさを確保している。
伝統的な手法の和室。
床柱に使ったのは天然の絞り丸太、床の間には龍鬢表(りゅうびんおもて)、床框には漆面皮(うるしめんかわ)、落掛には杉、違い棚にはヤニ松を使用した。
平屋を活かした勾配天井の開放的なリビング。フローリングにフチなし畳を埋め込み、栃(とち)の無垢板テーブルを配置した。
平屋を活かした勾配天井のダイニングキッチン。
防水性の高い杉の無垢板を腰壁にしたトイレ。
平成建設
小川 毅
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