中村信喬は1957年福岡市に生まれました。人形師 中村筑阿弥を祖父に、福岡県無形文化財保持者 中村衍涯(えんがい)を父とし、その長男として修業を積んできました。
古来より人形は、信仰、呪術の用具として神と密接に結びついています。病気や災厄に際して不安な気持ちになったとき、人々は人形に祈ったのです。
人々に心の拠り所を与えることが人形の役命であり、人形師は神聖な職業でした。
現代においても、安らぎ、感動、共感、力を与え、時として戒めてくれる人形藝術。人形造形師 中村信喬は、思いを込めて毎日人形を作り続けています。
本展では代表的な作品とともに、なかなかご覧頂けない数々の名作を展示致します。
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略歴 | |
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1957 | 福岡市に父(故)二代目人形師 福岡県無形文化財保持者 中村衍崖(えんがい)の長男として生まれる |
1979 | 九州産業大学芸術学部 美術学科 彫刻専攻(木彫)卒業 |
1983 | 林駒夫に入門師事、西部工芸展 初入選 |
1997 | 伝統工芸人形展 「文化庁長官賞」 |
1999 | 日本伝統工芸展 「高松宮記念賞」 |
2011 | 伝統文化ポーラ賞「優秀賞」 ローマ ラ・ルーチェ展出品 ローマ法王 拝謁・作品献上(伊東マンショ像) |
2013 | 福岡市文化賞 |