2018年5月19日(土)、20日(日)の2日間、東京都中野区にて新築住宅完成見学会を開催します。
既存住宅を解体して、老後のことを考えたお住まいを建築されることとなったお施主様。
「既存住宅を残したまま工事」「老後を考えた平屋づくり」「居室の南面に開口を設けたい」というご希望を検討した結果、設計士が提案したのは、庭を囲むようにくの字型に曲がったレイアウトでした。
大ボリュームの高天井や光と風を導くトップライト、南面の大開口が実現する、明るく、開放的な空間。
気持ちよく、穏やかな日々を過ごしていただきたい――設計士のそんな想いが詰まったお住まいです。
※当見学会は予約制となりますので、事前のお申込みをお願いします。折り返し近隣地図をお知らせいたします。
2018年5月19日~5月20日 10時~16時 雨天開催
東京都中野区
お申し込みフォーム、またはお電話にて
お問い合わせ先:03-3426-1100(平成建設世田谷支店)
既存住宅が東西方向にしか窓がないレイアウトだったため、新居ではできるだけ南に開口を設けたいと仰るお施主様に、居室が最大限南面に接するよう、庭を囲む「くの字」に曲がったレイアウトをご提案しました。
老後のことを考え、段差のない平屋づくりを選ばれたお施主様。将来、車いすで移動する可能性も考慮して廊下の幅を広く取り、外部にスロープを付けることも視野にいれています。 また、トイレへのアクセスが容易であることもポイント。回遊するよりも、移動距離を短く取ることを最優先に考えた生活動線です。
南北に風が抜けるよう開口部を配置。北面に窓を設けられない部分には中廊下の天井にトップライトを配置し、空気の流れを作りました。 更に居室の欄間を透明な素材にすることで、トップライトから採り入れた陽光が廊下だけでなく室内も照らし出します。また、深い軒は夏季の日差しを遮り、冬季の日差しは積極的に取り込みます。
勾配天井により、開放感が増したLDK。
南面に設けた開口部より明るい光が差し込みます。
中央の壁面には玄関に直結した小窓を設け、かつてのお住まいの建具を再活用しました。
老後を考えたお住まいということで、白い壁と優しい色合いの木材を採用した、ナチュラルで穏やかな空間となりました。
庭を囲むよう「く」の字に曲がるレイアウト。全ての居室が庭に面しています。
平屋ならではの片流れの勾配天井。外観はシンプルですが内部レイアウトは複雑なラインで構成されています。
一部の居室は壁を板張りにすることで、静かで落ち着ける空間としました。
トップライトは採光・通風・放熱の役割を果たします。更に透明素材の欄間を通じ、室内にも明かりが差し込みます。
一見すると余裕のある敷地なのですが、「既存住宅を残しながら建てる」という条件が、設計・施工の難易度を非常に高めています。
「全部の夢は叶えられませんね」と言ってしまうことは簡単です。
しかし「設計でどうにか解決したい」「お施主様の夢を叶えたい」という気持ちで粘り強く可能性を模索し、その結果が「くの字平面」として結実しました。
平成建設の特徴である自由設計、そして、計画段階から施工サイドと共に検討を行える環境だからこそできた部分も多くあります。
プロセスは他のお住まいでも同じです。それぞれの方に夢があり、敷地それぞれに特徴がある。そんな中で妥協せず、敷地の特徴を生かしながら、住む方の夢を叶えられるのが僕たちの設計です。
残念ながら、現在では日本全国どこへ行っても同じような住宅が建ち並んでいます。みんなそれで本当に満足しているのでしょうか? 大きな夢を持っている方も、個性的な敷地で困っている方も、僕たちと一緒に夢を叶えませんか。
2018年5月19日~5月20日 10時~16時 雨天開催
東京都中野区
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