大正元年築の旧宅を解体する際に、古材を丁寧に取り外して、再生させた平屋のお住まい。
訪問客の多いお施主様のご要望にお応えし、玄関と兼用の広い土間を設け、土足のままでも接客できる応接スペースを設計しました。旧家の太い梁や化粧柱を調整したり、建具が収まるように間口を調節したりと、大工の技が光る空間が見所です。
旧家の梁や化粧柱などの古材を調整し、現しにしています。古き良き頃の雰囲気が漂う、味わい深い空間に仕上げました。
土間からアクセスしやすいダイニングキッチンは、カウンターでお客様の対応をすることも可能です。
浴室、脱衣室、洗面室、トイレを一か所にまとめ、コンパクトに納めました。キッチンからの家事動線も短く、家事効率をよくします。
旧家の大黒柱を挽き割り、テレビ台の天板として再活用。古材を多く使用したお住まいにあった家具を製作しました。