旦那様の趣味の自転車を楽しむための広々とした内土間と外土間があるお住まい。全体に、あえて構造の柱、梁、筋交いを見せることで大工の仕事が映え、他には無い意匠性を感じることができます。コンパクトな面積ながらも吹き抜けや大きな窓を設置するとことで面積以上の広がりを感じることのできる空間に仕上がりました。
マットブラックのガルバリウム鋼板の壁に、マホガニ色の木が映える外観。シンプルではありますがその佇まいは特徴的です。 外部から見える方向の壁は縦方向の継ぎ目をなくし、意匠性を追求するとともに汚れ防止の効果も狙っています。
内土間の上部の吹き抜けは階段と絡めることで面積以上の抜け感を感じることができます。構造の梁・柱が見える造りであるため、玄関、内土間、LDKに居る際に視線が遮られず、非常に伸びやかな印象の住まいとなりました。
LDKは壁を極力減らし、勾配天井と大きな窓を採用。吹抜けとの連続性も考慮し、空間の広がりを最大限に演出しました。 窓際に設けた大工製作のベンチは、ご友人を招いてのパーティ等で活躍する予定です。床にはアカシアの無垢材を使用しています。
あえて天井を低くし、格子状の梁に遊び心を残した和室。 お子様の遊び場として、簡易的な客間として、また本格的な建具を入れて独立した空間としても活用できる、フレキシブルな設計です。