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大きな縁側のある、どこか懐かしさを感じる佇まい。
お施主様が憧れたのは、和と洋が絶妙なバランスで同居する昭和初期のレトロ感あふれるお住まいでした。
特にこだわったのは、住まいの中でもいちばん長く過ごすリビング。
壁面に取り付けた腰板や、天井を細い材で縁取るモールディングなど、装飾を全体に施すことで洋館をイメージさせるようなデザインとしました。
また、建具をすべて開け放てば、縁側からリビング、和室までが一室につながる、昔ながらの日本の住まいも同時に取り入れています。
和と洋が組み合わさり、独特なレトロ感を生み出したこちらのお住まい。
ぜひ、見学会にて、なつかしの雰囲気をご体感ください。
リビングにはL字の大きな縁側が付いています。建具をすべて引き込めば、リビングから縁側、庭まで視界が広がる、開放感あふれる空間に。
LDKに隣接する和室。細い竹竿縁で天井板を支えた和室の伝統的な天井仕上げに、大工の技が光ります。
障子を開け放てば吹抜けとつながる、ご主人様の書斎。畳敷きの床と堀座卓により、寛ぎの空間を演出しています。
お住まいの建具や照明にも、江戸後期から昭和初期ごろのアンティークを取り入れました。
耐え難い冬場の底冷えや夏場のジメジメは、自然素材を用いることで軽減できます。
また、化学物質をほとんど含まないため、シックハウス対策にも効果的です。
調湿性に優れた珪藻土の塗り壁は、同じ塗り壁である漆喰よりも高い調湿効果があるとされています。冬はしっとり、夏はカラッと、一年を通して室内を快適に保ちます。
天然の木を切り出した無垢の床は、合板と比べて熱伝導率が低いため、体温を奪いにくいのが特長です。また、杉特有のやさしい質感も好まれるポイントです。
セルロースファイバーは、断熱性はもちろん、耐火性や、吸音性にも優れた断熱材です。新聞古紙を原材料とし、木質繊維が持つ調湿効果によりカビや菌の発生も防止します。