住まいを多層構造にするスキップフロアは、空間を有効に活用するだけでなく、フロアを移動することで風景を変化させる、大空間にメリハリを生むなど、様々な用途で導入されています。
敷地面積に制限がある狭小地だけでなく、横に広がる大空間や、天井の高い吹き抜けにも採用されるスキップフロア。その魅力と、設計する際に気を付けるポイントを実際の施工例を交えてご紹介します。
編集 平成建設
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目次
- スキップフロアとは?
- スキップフロアを設けるメリット
- スキップフロアを設けるデメリット
- スキップフロアの活用術
- スキップフロアがある家の間取り事例
- 施工事例1 清流に佇むスキップフロアの家
- 施工事例2 スキップフロアと大収納のある家
- 施工事例3 7層のスキップフロアが連なる家
- 施工事例4 スキップフロアの起伏を活かした家
- 施工事例5 スキップフロアを活かした階段ライブラリーの家
- 施工事例6 スキップフロアにワークスペースを設けた家
- 施工事例7 スキップフロアを利用した秘密基地のある家
- 施工事例8 緩やかに繋がるスキップフロアの家
- まとめ◆スキップフロアを活かすなら注文住宅がおすすめ
- 利便性とデザイン性を両立する設計は平成建設へご相談ください
スキップフロアとは?
スキップフロアとは、1階、2階、3階などの主要階を繋ぐ中間に配置され、主要階とはフロアレベル(床の高さ)が異なるスペースのことを示します。ただの踊り場はスキップフロアとは呼ばれませんが、踊り場を拡張したライブラリーやワークスペースは、その場に長時間滞在することが想定されるためスキップフロアに分類されることがあります。
「スキップフロア」の厳密な定義はありませんが、そのフロアから上階・下階へと動線が繋がる場合に「スキップフロア」と呼ばれることが多いようです。一方、和室から派生した「小上がり」や同一階層を二つに分ける「ロフト」は、段差はあれども他の階層に繋がっておらず、行き止まりになっているか、それ単体で完結している点が異なります。
ロフト
欧米では屋根裏のことを示しますが、日本では慣例上、居室を二層に分けた時、上方にできるフロアのことをロフトと呼びます。天井高さが必要になるため最上階の小屋裏や吹き抜け、高天井を利用することが多く、省スペースを兼ねてハシゴで昇降するプランが一般的。大収納空間として頻繁に荷物を出し入れする場合、荷物の上げ下げに便利なように階段を設置することもあります。
小上がり
和室から派生した小上がりは、周囲よりフロアレベルを30~40cmほど高くすることでゾーニングした空間です。段差はデッドスペースにはせず、収納や堀座卓を設置して無駄なく使われます。和室の代用空間としてLDKの一角に設けることが多いのですが、その段差を利用してどこか別の階層に繋がるのではなく、フロアの一部が隆起しているイメージです。
ダウンフロア
小上がりとは逆に、フロアの一部を掘り下げている場合は「ダウンフロア」と呼ばれます。英語で「窪み」という意味の pit を用いて、「ピット(リビング)」とも言われます。折り上げ天井と組み合わせることで上にも下にも空間が広がり、開放感を得ることができます。
スキップフロアを設けるメリット
狭小地を活用するため、或いは大空間に変化を生むため、スキップフロアは様々な用途でプランに組み込まれます。ここではスキップフロアを設けるメリットを、大きく3つに分けてご紹介します。
延床面積以上に広く使える
各階の面積を合算したものを「延床面積」と言い、土地に設定されている容積率によってあらかじめ上限が定められています。例えば100㎡の土地で、容積率が100%ならば延床面積の上限は100㎡となりますし、容積率が160%ならば上限は160㎡となります。
スキップフロアは特定の条件を満たすことで「階」に算入されなくなり、延床面積に含まれない床面を作ることができます。
階に算入されないための条件
以下の条件を満たすことで、延床面積に含まれない床面をつくることができます。
- 天井高さが1.4m以下であること
- 階に算入されない空間の面積を合算した際、設置する階の床面積の1/2以下に収まること
- ロフトの場合は直下の天井高さが2.1m以上であること
※屋外からのアクセスや開口部のサイズ、コンセントの数などにも制限がかかる場合があります。
これら条件を満たしたスキップフロアは主に収納空間として利用されます。収納はあればあるほど便利なもの。スキップフロアを活用した収納スペースは、狭小地以外の建築でも高い人気を誇ります。
建築基準法に定められた「居室(寝室やリビングなど)」は天井高さの平均が2.1m以上必要となるため、階に算入されない条件を満たした空間は居室として利用することができません。
ひと繋がりの大空間が生まれる
スキップフロアは床の高さを変えることで空間を区切るため、仕切りを設ける必要がありません。中二階に設けた書斎やスタディスペースをリビングやダイニングと繋げば、縦に展開するひと繋がりの大空間が現れ、それぞれのフロアにいるご家族が互いの気配を感じながら緩やかに繋がることができます。
また、風通しや採光性が良いのも強み。部屋を小分けにすると壁が邪魔になって光が届かなかったり風が抜けなくなったりしますが、空間が繋がるスキップフロアならば、トップライトやハイサイドライトから階下に光を導くことができますし、効率よく換気することもできます。
通常は通路になるスペースを居住スペースとして利用することができる点も◎。特に狭小住宅では、空間を小分けにする壁が不要で視線が抜けるスキップフロアを導入することで、敷地面積以上の広さを感じることができるでしょう。
高低差によって生まれるシークエンス
スキップフロアの魅力は機能性だけではありません。階層を移動することで生まれる視覚的な変化(シークエンス)を意図し、設計されることも多くあります。
例えば、LDKと2階を繋ぐ階段の途中にスキップフロアを設けることで、2階からLDKを見下ろす景色だけでなく1.5階からLDKを眺める景色も生まれます。中庭に面してスキップフロアを展開すれば、それぞれの階層から眺める「中庭の見え方」に変化が生まれるでしょう。
見上げる視点と見下ろす視点で見え方が異なる、短い階段が連続することで視点が変化していくなど、スキップフロアを設けることで「家」を様々な角度から眺めることが可能になります。
遊び心溢れるスキップフロアは、インテリアだけでなく住まいの構造そのものが、暮らしに彩りを添えるということを体感させてくれます。
平屋でもスキップフロアが欲しい!
天井を高く取ることができる平屋は、実はスキップフロアと相性の良い構造。空間にメリハリを生むため、または収納空間を確保するため、平屋にスキップフロアやロフトを設ける事例もあります。
スキップフロアを設けるデメリット
床の高さを変えることによって様々なメリットを生むスキップフロアですが、場合によっては段差がデメリットに繋がることがあります。ここでは家づくりの際に気を付けるべき、スキップフロアのデメリットを3つ挙げますので、ご家族構成やライフスタイルを考慮して導入をご検討ください。
段差によるデメリット
段差を設ければバリアフリー性能は低くなります。毎日繰り返される階段の上り下りが負担にならないか、よく検討しましょう。また、床の面積が増えるということは掃除する面積が増えるということです。日々の家事負担も考慮して計画を進めることをお薦めします。
スキップフロアの多い住まいは、同居するご家族が多い子育て期ならではのプランとも言えます。お子様が成長して家を出た後は、リフォームしてフロアの数を整理しても良いでしょう。
大空間を共用するデメリット
「ひと繋がりの大空間」が特徴のスキップフロアは、通風・採光に優れる反面、共有する気積が増えることで空調が効き辛くなります。吹き抜けにも言えることですが、冷たい空気は下に降り、暖かい空気は上に昇るため、冷房のためのエアコンは最上階に設置する、暖房は各フロアに床暖房を導入するなど、冷暖房器具の特性を活かした計画を立てましょう。
また、中二階に書斎を設けたものの、リビングの声やキッチンの匂いが気になって集中できないという方もいらっしゃいます。スキップフロアはオープンな空間なので、書斎のようなプライベートスペースよりも、ご家族全員で利用するライブラリーやワークスペースと相性が良いとされています。集中して仕事するための書斎は、別途専用スペースを作ることをお薦めします。
注文住宅の場合、建築後に後悔しないよう各スペースに遊びの空間を設けておくと問題解決に役立ちます。実際に展示場やショールームに足を運び、スキップフロアと他の空間との距離感を確かめながら建築計画を進めましょう。
複雑さのデメリット
スキップフロアは二つの意味で難しい構造です。
一つは、階に算入されない空間を適法内に収めつつ、効果的に配置する難しさ。もう一つは立体的な動線設計の難しさです。
階の高さを変えるスキップフロアは構造体が通常のモデュール(基準となる寸法)から逸脱することがあり、その場合は部材の利用効率が落ちたり、より精密な構造計算が必要になったりする場合があります。また、いくら景色に変化を持たせたいとは言っても、動線が複雑になり過ぎれば使い勝手が悪くなりますし、一部工法では、そもそもスキップフロアを設けることが難しいケースもあります。
これら複雑化による諸問題は、設計の工夫で解決可能です。ハウスメーカーや住宅会社の施工事例をチェックすることで、その企業の設計士に断面や平面をモデュールに収める設計力があるか、小屋裏収納やロフト、床下収納に関する知識があるかなど確認できることもありますので、公式サイトやSNS、資料請求を通じて積極的に情報収集に努めましょう。
スキップフロアの活用術
スキップフロアは問題解決のための手段です。ここでは注文住宅で良く見かけるスキップフロアの種類と活用方法についてご紹介しますので、ぜひ理想の家づくりの参考にしてください。
代表的なスキップフロアの種類
フロアが連なるスキップフロア
大空間に動きを生みたい場合、階段ではなくフロアの段差でスキップフロアを構成する場合があります。例えば平面に展開する大空間LDKは、リビング、ダイニング、キッチンを緩やかに区切るために、それぞれの床の高さを変えながら繋げることがあります。
半地下に設けるスキップフロア
敷地に高低差がある場合、深基礎を採用し、半地下にスキップフロアを設けることができます。通常の基礎工事よりも坪単価は割高になりますが、擁壁工事をするよりも費用が安く済む場合もあり、2階建てでも3階建て住宅に近い間取りを作ることが可能です。
また、斜線制限のある土地では、フルサイズの2階建て住宅を建てられないことがあります。その際、斜線制限の影響が出る部分を半地下化してずらすことで、フルサイズの建物を建築することができます。半地下化することで当然建築コストは高くなりますが、坪単価が高く土地の取得費用が高額になりがちな都市圏であれば、検討に値する選択です。
中二階を利用するスキップフロア
土地の有効活用術として、短い階段を挟んで1階から1.5階、2階から2.5階という風に、つづら折りのようにフロアを展開させるプランがあります。また、階段の踊り場を拡張し、中二階のように利用することもできます。
ビルトインガレージの段差を利用したスキップフロア
ビルトインガレージは前面道路と高さを揃える必要があるため、高低差のある土地では住居よりもフロアレベルが低くなることがあります。また逆に、キャンピングカーを所有している、車にルーフボックスを取りつけたいなどの要望から、ビルトインガレージの天井が通常の居室よりも高くなる場合もあります。これらの段差を活かしてスキップフロアを設けることで変化のある空間を作り出すことができます。
スキップフロアの代表的な活用方法
ワークスペース
リビングやダイニングと繋がっているオープンなスキップフロアは、ご家族が気軽に声を掛け合えるワークスペースとして活用されることが多いようです。コミュニケーションが取りやすいよう、キッチンからの見え方も考慮しましょう。PCや音楽機器、電気工具を使うことを想定し、コンセントの設置も忘れずに。
キッズスペース
キッズスペースとして活用するならば、フロアレベルを下げた空間がお薦めです。お子様が小さい時は遊び場として、ある程度成長された後も勉強部屋として活用することができます。
ファミリーライブラリー
階段を設置する際、壁面を活用して本棚を設けるのは良く見かけるプランです。更に一工夫して、階段の途中に中二階を設け、椅子や机を配置してファミリーライブラリーとして活用するのは如何でしょうか。踊り場を拡張するプランも人気です。
収納スペース
スキップフロアと収納スペースを組み合わせる場合、階段下のデッドスペースを活用するというよりも、敢えて天井高さを1.4m以内に収めた収納空間を設け、その上部をスキップフロアとして有効活用するというイメージになります。
階段下収納は複雑な形状になりがちで、奥のものを取り出しにくい、大きなものを収納しにくいなどのデメリットがあります。その点、スキップフロアの下部を利用した収納空間は凹凸がないため収納力が抜群で、奥まで立ち入りやすい、大型の荷物も収納しやすいという点で優れています。
スキップフロアがある家の間取り事例
暮らしを豊かにしてくれるスキップフロア。理想の住まいを手に入れるため、随所に工夫が施された施工例をご紹介します。ぜひ家づくりの参考になさってください。
施工事例1 清流に佇むスキップフロアの家
土地の高低差を活かし、階段下収納から最上階の小屋裏まで6層のレイヤーで構築されたお住まいです。2階建ての住まいですが、スキップフロアを効果的に配置することで「LDK」「主寝室と水回り」「子供部屋とフリースペース」という、メインフロアを3つ設けています。
川に向かって傾斜している土地のため、前面道路と同じ高さの玄関からはLDKを見下ろす形になります。半階降りるとLDKへ、半階上がると洗面・浴室へと繋がるレイアウト。階段は多いものの、生活動線が短いため快適に暮らせているそうです。
隣家のウッドデッキとの段差にご注目ください。階を下げることで清流に近づき、憧れだった「川沿いの暮らし」が実現しました。川に向かって設けた大開口から、一年を通じて気持ちの良い風が吹き込みます。
こちらは6層目にあたるバルコニー前の通路からの眺め。開放的な勾配天井とおしゃれなペンダントライトによって、印象に残る空間となりました。
施工事例2 スキップフロアと大収納のある家
1.5階に設けたスキップフロアが、住まいを横断しているお住まい。階段の吹き抜けは8mもの高さがあり、天井のトップライトから1階まで明るい光を導きます。
スキップフロアを設けるため、1階は高天井となりました。細長い形状の敷地ですが、天井の高さによって空間の広がりを感じることができます。
スキップフロアには格子廊下を採用し、1階が暗くならないように工夫しています。
収納空間の天井高さは1.4m以下に制限されています。大人は身を屈めなければいけませんが、この収納力は魅力的です。
施工事例3 7層のスキップフロアが連なる家
SE構法を採用した3階建てのお住まいは、バリエーション豊かな窓が印象的。階段を中心に、らせんを描くように7層のフロアが連なっています。
3層目にあたるダイニングキッチンと、4層目にあたるリビング。ひと繋がりの大空間は、立つ位置によって見える風景が変わります。
リビング上部は大きな吹き抜けとしました。二つの窓から明るい光が降り注ぎます。
こちらは最上階の洋室。LDKに設けた吹き抜けの段差を利用してロフトを設けています。単純なつづら折りではなくらせん状に展開するスキップフロアは、まさに注文住宅ならではのプランです。
施工事例4 スキップフロアの起伏を活かした家
整然と窓が並んだ、地下1階+地上2階建ての住まい。内部は高さを変えたスキップフロアで構成されており、フロアレベルと窓の位置は必ずしも連動していません。
住まいの中心に開放的な吹き抜け空間を設け、光を導くライトコートとしました。ライトコートは屋外空間をイメージしており、室内窓や建具には屋外用のアルミサッシを用いています。夜間は各居室から光が漏れ、まさに「屋内の中の屋外空間」に。フロア構造と合わせて非常におしゃれな空間となりました。
最上階はトップライトから採光。床を格子状にし、階下にも光が落ちるように計画しています。
天井が高く開放的なリビング。窓の位置を通常よりも高く取ることで外部からフロアレベルを類推しにくくすると共に、屋内と屋外の視線の高さを変え、プライバシーに配慮しています。
施工事例5 スキップフロアを活かした階段ライブラリーの家
一段掘り下げたフロアを最下層として、6つの層を設けた3階建てのお住まいです。最下層には作り付けの机を設置し、スタディスペースとしました。1.5階の踊り場は十分な広さがあるため、椅子を置いてライブラリースペースとして活用することができます。
上方からスキップフロアをみたところ。半階ずつ上がっていき、最上階は6層目になります。壁面は一貫して本棚となっており、1層目、3層目、5層目がライブラリーとして利用可能。
2階に相当する4層目はバルコニーへと繋がります。トップライトとスケルトン階段によって、1層目まで光が落ちるよう計画。
こちらは最上階の小屋裏収納。天井高さが制限されていますが、収納力は抜群です。トップライトから採光することで、窓が無くても十分な明るさを確保しました。
施工事例6 スキップフロアにワークスペースを設けた家
ダイニング上部の吹き抜けが上階と繋がる3階建ての住まい。LDKを同一階層から、少し上から、直上からと、3つの視点で眺めることのできるプランです。
階段を数段上った高さに設けたワークスペース。段差によって視線の高さが変わり、ワークスペースからLDKを見渡すことができるようになりました。
PCを使うことを想定しているため、カウンターデスクを造り付け、壁際にはコンセントを設けています。
吹き抜けに面する2階ホールには畳を敷き、サブリビングとしても使用。
施工事例7 スキップフロアを利用した秘密基地のある家
リビング階段の踊り場を拡張してスキップフロアを設けた、2階建ての住まい。階段下がキューブ状になるよう壁を設けることで、遊び心のある、おしゃれな空間が生まれました。
2階から見たところ。スキップフロアを無駄なく活用し、0.5階はキッズスペースに、1.5階はワークスペースとして設計しています。PCを置けるよう作り付けのカウンターデスクを設置しました。
キッチンからはワークスペースにもキッズスペースにも目が届きます。必要な時は声を掛け合い、不要な時は気配を感じながらそれぞれの作業を行うことができるプランです。
LDKの一部を掘り下げてキッズスペースとしています。半地下というほどの深さではありませんが、フロアレベルを下げることで「籠り感」のある秘密基地となりました。リビングの一部であるキッズスペースは天井高さを1.4m以上確保しており、延床面積にも算入されています。
施工事例8 緩やかに繋がるスキップフロアの家
土間からダイニングキッチンへ、畳コーナーからリビング、そして2階に続く階段へ。少しずつ階層を上げながらフロアが繋がるレイアウトです。
階段の踊り場には作り付けの本棚を設けました。リビングから続く階段は側面に板を貼らず、椅子を持ってくることで読書スペースにもなるように計画。大人が椅子に座った時、丁度いい高さになるように踊り場の位置を調整しました。
LDKの吹き抜けに張り出した階段は主寝室に繋がっています。主寝室のフロアレベルは2階ホールよりも高くなり、最上階ならではの眺望を楽しむことができます。
まとめ◆スキップフロアを活かすなら注文住宅がおすすめ
スキップフロアを設ける理由は、ある場合は狭小地の有効活用のため、ある場合は空間に変化を生むためと、ケースバイケースです。階段を設けるのかフロアを連続させるのか、或いは階段下を収納とするのか、居住性を高めるために掘り下げるのか……「スキップフロア」は段差のある空間の総称ですので、問題解決のためにどのようなデザインを採用するか、どのようなプランに組み込むかが重要になります。
生活動線を立体的に扱えるスキップフロアは、注文住宅と非常に相性が良い構造。法律の理解が深く、デザイン経験が豊富な設計士に依頼すれば、ハウスメーカーの建売住宅では難しい個性的な住まいを手に入れることができます。
利便性とデザイン性を両立する設計は平成建設へご相談ください
住まうご家族に合わせて、設計士が一棟一棟間取りを考える平成建設では、利便性とデザイン性のどちらか片方だけではなく、その両方を満たす設計プランをご提案します。
最新の住宅設備や流行のデザイン、日々増える施工実例などの情報収集も兼ねて、ぜひお気軽に、ショールームにご来場ください。
平成建設のショールームは、静岡・東京・神奈川にて営業しています。漆を用いたリッチな空間から、茶室や囲炉裏、数寄屋造りのような日本建築、現代的でモダンなエントランス、個人邸の図書室、趣味を楽しむアトリエまで、多種多様な空間をご体感いただけます。