漆と現代建築をテーマにした注文住宅。
漆=和の素材というイメージが強いですが、使い道を限定する事なく柔軟な思考で各所に施しました。
玄関では、拭き漆で仕上げた欅(けやき)の幅広板が訪問者を迎え入れます。
また、2.8mの高天井を持つ和室にも各所に漆が散りばめられています。黒檀や紫檀、欅など様々な樹種との組み合わせにより、幅広い漆の表現が空間を彩ります。伝統的な組子細工の障子や、京都の老舗唐紙専門店の襖など、伝統工芸の技がお互いを引き立てあっています。