ついに関東でも初雪ですね。
鎌倉もかなり降りました。。。
みなさんのところは大丈夫でしょうか?
大工の唐澤です。
今回は墨壷を紹介したいと思います。
墨壷とは材料にけがき線を入れたり。糸を利用して直線をひいたりするのに使う道具です。大工の大切な道具の一つです。
一般的にはこんな感じのものが多いです。
赤の墨壷
これはシンプルなデザインです。
上に乗っている棒のような物は墨差しという道具です。筆のように先に墨を付けて線をひきます。竹でできています。
黒の墨壷
真ん中に亀が、右上の方には鶴が付いてます。なんともおめでたいデザインであります。
上の2つは墨壷を専門に作っている職人さんが作ってくれた物です。
有名な職人が作る墨壷は、彫り物も繊細ですごく丁寧に作られています。以前、道具屋さんにあったので写真取らせてもらいました。
自分の使っている黒の墨壷と同じじゃない?
でもよく見ると亀が立ってます。材料の木目も入りくんでいて割れ憎そうです。こうやって細部にまでこだわることで一流と呼ばれるようになるのだと思いました。
今回作っているものは少し形が違います。
以前奈良に旅行に行った際にiセンターというところに立ち寄りました。そこにとても感じの良い墨壷が展示してあり、いつかそれを参考にして作ってみたいと思っていました。
真ん中の丸い突起には何か彫り物をしようと思い、切り取ってしまわずに残してあります。
材料は、墨壷の後ろに見えている柱と同じ、欅で作りました。堅木を彫るのは大変な作業です。木の目に逆らって刃物を動かすと表面がガサガサになってしまったり欠けたりしてしまいます。細かい所には気を使います。綺麗に仕上げてこそ自分で作った達成感を味わえるような気がします。もう少し手を加えて完成になります。使うのが楽しみです。
寒い日が続きますがみなさん体調を崩さないようお過ごしください。
沼津までの帰り道(助手席より)
特別に東名で帰らせてもらいました?
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