ボード貼り①
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神保 光宏はじめまして。
12月頭からT様邸の現場に参戦しています、神保と申します。よろしくお願いします。
T様邸では主にボード貼りをしています。初めてのブログなので、自分の作業を紹介したいと思います。
我々職人にとってはお馴染みなのですが一応言っておきますと、ボード貼りというのは、壁や天井に石膏ボードを貼る作業のことです。
石膏ボードはとても簡単に言うと、耐火性、遮音性を持った室内の仕上げ下地材です。T様邸では壁の仕上げが漆喰なので、それを塗る下地になってきます。
少し先に左官屋さんが入ってくることを頭において、先輩がたの造作仕事を追いかけながら、並行してボードを貼り進めています。
ボードの施工に関しては、次回のブログでもう少し詳しく触れたいと思います。
この写真やこれまでのブログ見て、気づいていた方もいるかもしれません。T様邸はボード貼りも一筋縄ではいかない現場でした。
高くね!?
と思わずつぶやいてしまいました。
オレンジと緑の養生材に包まれているのが鴨居です。
そのはるか上の棟まで、曲がりくねった古材の梁の間を貼っていきます。
加えて横架材の交点は、それの形に合わせて突き付ける必要があります。こんなポイントが至る所にあります。
残念ながら、ボードをマモノでバシバシっと貼れるボーナスステージは一枚もありません。
T様邸はボード貼りにおいても、甘えは一切許されない、といった感じです。
そして、、
二階の造作仕事の絡みの少ない部屋のボードを張り終え、ついに一つの部屋がまとまりました!
建物全体で見るとごく一部ではありますが、この部屋での大工の仕事は終了です。
この光景を見た平松さんは、本当に感慨深いものがある、と言っておりました。
刻みからこの現場に携わって三年目を迎えた平松さん。その言葉の重さに心を動かされました。
次回へ続く。
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