階段製作委員会 ~迫り来る欅の段板~
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T様邸【設計:日影良孝建築アトリエ / 施工:平成建設】古民家の難易度の高い仕事と
湘南のビッグウェーブに引き寄せられるように
一人の男が鎌倉の地に舞い降りた
造作を愛し、造作に愛され
波乗りを愛し、波に愛された男
その名から人は彼をこう呼ぶ
『海に愛された男』
唐澤 洋
ここに降臨
詳しくは同期の博康さんあたりが話してくれると思います
こうご期待!!
こちらは普通の大工、原田です
さてさて階段ですが
南のドラゴン、北のマンモスときまして
ついに段板を納めていきます
まずは段板の型をササラに写し
掘っていきます
パカッとはまります
これを段板の入るところ全部
このササラ桁は2段目の段板に乗っかってくるので
先に2段目を納めます
仮におっかって
取り合いの墨をします
そしてガバッと掘ります
反対のササラにも型板を当てがって
こちらも掘ったら段板を納めます
納まったら裏返して1段目の乗っかる雛壇の欠き込み
ずぼっと差し込みます
ササラと2段目の取り合いもガバッと
色々取り合ってくる柱は最終的に、、、
ロボットの顔のようになりました
2段目→ササラ桁→雛壇→1段目
この順番を間違えると納まりません
平松さんを経由したら
段板を納めていきます
ササラ桁が真っ直ぐではないので
型板でひかっていきます
南の取り合い
北の取り合い
段板は遣り返し、通称『いってこい』で納めますが
ひかった角度のまま切ってしまうと入りにくいので
上端を1分程度短くします
そして長い戦いの始まり
切り口が捻れているので丸ノコでは切れず
全部手で切ってやりましたよ(※欅です)
腕は、、、パンパンを通り越し、、、
パンパンパンです
そしたらば後は入れていくだけです
上から覗くとこんな感じ
上から入れていきます
記念すべき1段
まだまだ序盤
脚立が低くなりました
ここから後半戦
すごい迫力で迫ってくるんですけど
最後に下段をドン、ドンと納めて
完成!
と、思いきやまだ残っていました
ノンスリップです
よく溝を突いたりしますが今回は真鍮入れちゃいます
ピッタリ納まりました
そして
完成!!!!
ながーい戦いが終わりました
ゆっくり休む暇もなく次は2階の床貼りになります
~~~~平松さんのコーナー~~~~
階段をやっていると
うにゅ~~っと
何かが
下の方から
犯人は
この人
これは
腰がいっちゃってますね
おしまい
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