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オリジナルカレンダーができるまで。デザイナーの仕事

平成建設では、販促ツールとしてオリジナルカレンダーを毎年製作し、お客様へ配布しています。実はこのカレンダーも自社で製作。平成建設のデザイナーが企画からデザイン・入稿まで全てを担当しています。「今年はどんなデザイン?」と注目度の高いカレンダー。いったいどのようにしてつくられているのか、デザイナーの声と共にお届けします!

制作を担当した二人のデザイナー

Q 「Road to Gold medalist ー足袋人の挑戦ー」 という2020年のテーマはどのように決まりましたか?

初田:前回の足袋人のカレンダーが好評だったので、次も足袋人シリーズでと思っていました。2020年は東京オリンピックの年ですし「今回はオリンピックでしょ!」とテーマはオリンピックとしました。旅のカレンダーとかオリンピックのカレンダーだと社内で製作する価値があまりないかもしれません。平成建設らしさというところで、足袋を履いた平成建設の職人=足袋人を登場させました。

Q 製作にあたり心掛けていることはありますか?

初田:家に馴染む使えるカレンダーであること。よく販促ツールが会社にも送られてきますが、会社名が大きく入っているものが多く、大体が捨てられてしまう。これはお金の無駄ですし、もらった時に「うれしい」と思ってもらえるものがいいですよね。「自分が使いたい」と思えることが大切な気がします。

神田:お施主様にお会いした時に前回のカレンダーの色が好きだったと言われることが良くあります。ですから今までのカレンダーの世界観を崩さないようにするのと、どの家にも馴染むようにデザインすることを心掛けています。あと毎日見るものなので、絵画みたいに綺麗に仕上げるようにしています。

テーマが決まったらラフを描き、アプリケーションを使ってデザインデータに
一番初めのデザイン案。ここからブラッシュアップしていく
試合の様子を上からのアングルで描くなど、構図にもこだわるそう

Q こだわりポイントを教えてください

初田:普段あまり使うことのない紙や加工を試したりします。また、イラストが13か月分あるのですが、単調だとめくる楽しさがありません。なので色彩や構図はこだわります。構図は試行錯誤して、最初の案からかなり描きかえているのもあります。

神田:バスケットのイラストは試合を真上から見たアングルで特に大変でした。試合の写真やポスターなどを参考にしました。

紙種や紙厚、綴じるためのリングを決め、色調などを整える
社内限定の卓上バージョン。
ペンも置ける優れもののこちらは、お客様との打ち合わせでも大活躍

Q 今後挑戦したいことはありますか?

初田:違う形とか、いろいろな加工を試してみたいですね。

神田:そうですね、留め具がリングじゃなく木でもいいかもしれませんね。使い終わったページをノートのようにしたり、封筒にしたりして再利用しているお客様もいるそうです。そう言った話を聞くと嬉しく、今後も頑張ってつくっていきたいです。

――いかがでしたでしょうか?インタビュー中に2021年のカレンダー案をどうするかという話になり「足袋人のパワースポット巡り」や「足袋人の平凡な幸せ」「足袋人のオフタイム」「足袋人の働き方改革」…と様々な案が上がっていました。今後のデザインが楽しみな平成建設のオリジナルカレンダーです。

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