星野尚 タラセアの世界展
2019年3月6日(水)~4月11日(木)
美しき木の絵画、タラセア
スペインで本格的にタラセア伝統芸術技法を学んだ「星野 尚」の、当館で二回目となる展覧会です。世界でも数少ないタラセア技術保持者である星野 尚の世界は、チーク、桜、ケヤキ、ブナ、縞黒檀などの80種を超える木を用い、木の性格や調和を見極めて自然の質感や色彩を駆使した木象嵌の絵画です。木片となった木々と静かに語らい、組み合わせながら、移ろう時間や人々の生活を巧みに表現しています。
※タラセア(TARACEA):中世ヨーロッパで発達し、現在もスペインにその伝統が受け継がれる装飾芸術です。約1㎝の厚みにカットした自然木の色を生かして、幾何学模様や風景画、静物画を創りだします。ヨーロッパのウッドアート、アラブの伝統木芸術、アフリカの美術感覚が独自に混ざり合って発達し、現在もスペインのアルハンブラ宮殿やエル・エスコリアル王宮、数々の教会の天井・壁・扉などに美しい木象嵌を駆使した建物が存在しています。
展示会概要
- 開催期間2019.3.6(水)~4.11(木)
- 作家在廊日2019.3.6(水)~3.9(土)
- 会場平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリー
- 観覧料無料
- 問い合わせ先03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)