久保修 紙のジャポニスム 切り絵の世界展
2016年9月26日(月)~10月20日(木)
久保 修の切り絵は、質感や立体感、遠近感を感じさせ、線の太さによっても光と影を表現しています。描いた絵を和紙と重ねてアートナイフで切り抜いて制作しますが、残った黒い線が全てつながっているのが大きな特徴です。紙を切って表現するという、絵を描くよりも制約の多い制作の中で、その不自由さを魅力に昇華させています。和紙には日本の心が息づきます。色の部分は、日本絵の具などを混ぜ合わせて和紙を染めます。それを、切り抜かれた絵の黒い線の枠の各部分に裏から貼付けて、それぞれの作品を仕上げています。古くからの切り絵技法にプラスして様々な手法を取り入れた、久保 修独自の絵画的な切り絵作品は、海外でも高く評価されています。
作家紹介
久保 修KUBO Shu |
---|
1951年、山口県美祢市生まれ。大学建築科在学中に切り絵に出会う。ふるさと切手「隅田川花火・朝顔」、「深川八幡祭」 、「天神祭」などに採用される。2009年度には、文化庁 文化交流使に指名され海外へ活動の場を広げている。アメリカ、スペイン、ポルトガル、フィリピン、マレーシア、ウクライナ、ロシア、イラン、キューバ、トルコ、ジョージア、中国などにおいても展覧会を開催し、ワークショップやレクチャーなどの文化交流活動も行っている。2016年4月には、フィラデルフィア・ドレクセル大学より招請され、文化交流を行い、10月にはシンガポールにて展覧会と文化交流を行う予定。 |
イベント概要
- 開催日2016.9.26(月)~2016.10.20(木)
- 会場平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリー
- 観覧料無料
- 問い合わせ先03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)