こんにちは。
工務部 山口です。
本日は、新人教育Day。
ありがたいことに、今年度から私も“講師補助 兼 受講者 ”として参加させていただくこととなりました。
実際に現場で行われている様々な作業工程を知ることができたり、会話のなかで建築用語がたくさん飛び交うので、とっても新鮮で毎回本当に勉強になります。
「礼~」
こんな感じの号令は高校生ぶり?くらいなので、毎度ひとりで密かに懐かしんでいます。笑
そんなこんなで本日も新人教育のスタートです。
まずは、恒例の教育プログラムである、現場で起きたヒヤリハット(ヒヤり、ハッとしたけど事故や怪我には繋がらなかったシーン)の共有と対策についてのディベートです。
例)狭い穴を通しての荷揚げ(材料を上の階へ揚げること)の際に、形が特殊な資材が穴に引っ掛かって落ち、自分に資材が当たりそうになった。
対策)自分が持っている資材の形を上の階で受け取る人に伝達する。また、相手の動きを窺いながら、お互い声を掛け合って作業をする。
現場でのコミュニケーションがいかに大事かとても伝わってきます!
同期が実際に体験した“ヒヤリハット”なのでみんなとても他人事とは思えず、今後の対策を熱心に話し合います。
ここではほんの一部のみのご紹介とさせていただきましたが、安全に作業するために気を配らなければならないポイントは本当にたくさんあるのですね。
「危なかったー‥。。」をそのままにせず、対策について改めて考え直すことは、今後“ヒヤリハット”を減らしていくためにとても有意義な取り組みですね!
はい。
楽しい時間はあっという間に終わり、お次はこれまでの復習問題の時間です。
試験監督 山梨の視線を背中に感じながらスタート。
越智「合ってますか‥?」(※小声)
山梨「・・・。」
どうやら正解は聞き出せなかったみたいですね!笑
3・2・1、テスト終ー了!
~ここで一旦休憩~
講師 山梨によるイラスト付き解説の始まりです。
どうやら、コンクリートを流し込む時(打設という作業)は“横流し”という行為をしてはいけないそうです。横流しとは、山梨のイラストに描かれているとおり、山になったコンクリートをバイブレーター※1の振動によって遠くまで流すことです。
バイブレーターを長時間を使用し、振動を与えすぎてしまうと、コンクリート内の材料(コンクリートは、砂利・砂・セメント・水などから構成されている)が分離してしまい、その結果、コンクリートの均一性が低下したり、強度が発揮できなくなるそうです。
なるほど。実に分かりやすい解説ですね!
現場作業未経験の私でもなんとなくイメージすることができました。
どの場所をとってもコンクリートの配分が均一になっているのが理想(プロの職人の仕事)だそうです。
こんな感じでど素人の私の脳内にもまたひとつ、またひとつ。と少しず~つ建築知識が増えていくのです。
※1,バイブレーター
バイブレーター 打設
参考までに‥
こちらの写真は、マンションなど規模が大きい現場の打設風景です。
規模が大きくなるとそれに伴って使用する道具も大きくなるそうです。
はい!
突然ですがここからは講師 福原にバトンタッチです。
次なる課題は【図面を読み取ろう】です。
「図面なんて見たこともないよ‥。」「自分は建築学科を卒業してないし‥。」と不安になる方もたくさんいらっしゃるかと思います。
ですが、安心してください!
現在活躍している先輩方のなかにも就職してから人生で初めて図面に触れた。という人はたくさんいます!
年齢の近い先輩社員が、こうして1から丁寧に教えてくれますよ!
写真右:中川「何が分からないかが分からないです‥。そもそもどこをみて答えを出すのかも…。」
みんな図面と睨めっこです。
普段は型枠班で「福ちゃん!福ちゃん!」と先輩方にとっても可愛いがられている福原ですが、今日は後輩達から分かりやすい!と引っ張りだこです。
早いもので4年目に突入し、入社当時からは見違えるほど頼もしくなりました!
こうした成長を見ることができるのも、私のささやかな楽しみの一つであったりもするのです。。
ここで大大大ベテラン鈴木の登場です。
ふら~っと様子を見にきたついでに中川に教えてくれました。
元々現場に出ていた鈴木ですが、今は現場を知り尽くしている事務としてオールマイティに活躍していて「康さん!」と常にみんなに頼られています。
ちなみに、現場のことを分かりやすく説明している鈴木の記事も今後続々とアップされますので、ぜひぜひチェックしてくださいね!
最初は途方に暮れていた中川もしっかりと右手が動きはじめました。
大進歩ですね!
そうこうするうちに、あっという間に17時です!
今日もたくさん成長できましたね!(私含め)
建築、深いです。。。
こうして当たり前のように同期が集まっていますが、全体としての工務部研修は1年間でその後は希望職種へ異動していく人もいるので(状況によって多少早まることもありますが‥)、今後同期が全員集まって同じ作業をするということはきっとありません。
とても貴重な時間を過ごしていることも楽しみながら一生懸命に取り組んでもらえると、講師としては嬉しい限りですね!
ということで、次回も引き続き頑張っていきましょ~