型枠大工2 | 多能工の日々―平成建設職人集団ー

型枠大工2

こんにちは。
工務部の鈴木です。
前回に引き続き今回も型枠大工について紹介します。
前回、型枠大工はコンクリートを流し込むための型枠を建てると説明しました。
ではどのように建てるのか?

 ここに30㎝角のコンクリートのキューブがあります。このコンクリートキューブを作るために型枠を建てます。
まず、コンクリートが漏れないように底を用意します。
そして側面の四方を建てます。
 下の図を見て下さい。
たった30㎝角のコンクリートキューブを作るのに底が1枚、側面が4枚の材料が必要となってしまいます。

では、建物を建てた場合はどうなるのか?

 これは同じ建物ですが、かなりの材料を必要としています。
またこの材料、型枠大工の親方が計算していますので余りません。足りないこともありません。たまにミスもありますが・・・

 このように型枠大工は日々、型枠を運び、建て込み、解体を繰り返しています。
実際はまだまだ型枠の作業、工法、技術など紹介しきれていませんが、まずは一通り多能工を紹介したいと思います。

 次回、鉄筋工の紹介をします。