こんにちは。営業の奥田です。
前に天井のラワンの話をさせていただきましたが
今回は壁にもラワンを貼ってます。
因みに窓枠にもラワン使ってます。
まったくもってラワン好きですね。
見た目が良いんだワン!
でも安いんだワン!
ワンワンワン!
もうすぐ34歳になります。
さぁ、現場ではキッチンからダイニングにかけての壁をラワンを貼ってもらっています。
仕上がりに山下大工も惚れ惚れし過ぎてかれこれ2時間微動だにしません。
木目、良いですね!プリント物では表現できない印象を与えてくれます。
ただやはり水回りという事もあり、経年で汚れや手垢が付くことが簡単に予想されます。(子供も小さいですから)
厄介なのが手垢(油・脂)シミは最初は目立たないのですが1、2年後に見えなかったシミが浮き上がってきたりします。
壁に手形が浮き上がってくるのです、まさにホラーです。
そこで何かしらの対策を打ちたい。
一般的?なのはオスモなどのオイル塗ることです。
私の脂がラワンに入る前に、綺麗な油を入れることで汚れやシミを防ぎます。
しかし、ラワンにクリアのオイルを入れると木目がドきつく出ます。
色付きのオイルを塗ればそこまで木目が出なくなるのですが、
せっかくの質感が落ちます。
どちらも嫌。
そこで仕上げを考えた結果
「ソープフィニッシュ」にチャレンジすることに。
ソープ→石鹸
フィニッシュ→仕上げ
そういう事です。
木の良い質感を残しつつ、木を保護をする。
家具などにも採用されている仕上げです。
まずご用意頂くものは
・石鹸(こちらは市販のものでいいです)
・スポンジ(中古とかやめてください)
・お湯(水に比べ泡立ちが違います)
・皿
全部で500円くらいあればお釣りが来そうです。
楽しい作業ですので浦島太郎のメロディーに乗せて行ってみましょう!
むっかしーむっかしー浦島は~♪
皿に泡立てた石鹸を~♪(写真ブレブレですみません)
ラワン合板に塗ってみれば~♪
いーっちゃてる!
以上!(浦島関係なかったです、頭でイメージして頂いた方すみません)
触れる家具などはここからペーパーやすりを掛けたりするみたいですが
基本的に触れる場所ではないので今回はやりません。
想像以上に簡単です。
最初から比較すると
↑何もしてない状態 (窓枠《写真右上部》の「パッキンガム宮殿」は山下の遊び心です、私じゃないです)
↑施工途中(左側は塗ってます)
↑完了(左半分は乾いてます。右側は乾いたらもう少し色が薄くなります)
どうですか?
なんとなく初めの色より濃くなったかな?という印象です。
仕上がりは写真だけの比較は難しいので実物をご覧頂くのが良いと思います。
やってみた感じですが、
石鹸の泡をラワンに乗せていくことで、
石鹸の保護膜をラワンに作らることを意識して施工しました。
簡単で本当にこれで大丈夫?
という印象は正直あります。
保護成分としてもオイルよりは劣るのかな?という感じもします。
これに関しては使ってみて後日報告できればと思います。(2年後くらい?)
ただ出来上がりとしては質感を落とさずに木目が荒々しく主張されすぎなくて
とてもいい感じです。
ソープフィニッシュ、是非見学会で確認くださいませ!
(パッキンガム宮殿はご覧になれませんのでご了承ください)