建築工事って、本当にたくさんの職種の方々が関わってできているんです。
家一棟に何人の人たちが関わっているのだろう・・・?
打合せや現場管理で、
一通りの職人さんたちには出会っていると思っていましたら、、、
「荷揚げ屋さん」と監督さんと大工さんが呼ぶ、
職人さんのことを先日初めて知りました。
設計途中で出産、工事中盤まで育児休暇中でしたので、
娘がある程度、外出が楽になってきてからは毎日のように現場へ・・・
すると「めっちゃかわいい。子は日本の宝だ。」と言い、
娘にたくさん話しかけてくれる職人さんが。
見た目はヤンキー系で怖めな職人さんが、とても優しい表情と言葉遣いで、
そのギャップに少し驚いていると、監督さんが「荷揚げ屋さん」と呼んでいて、
その職業も初めて知りダブルで驚いていました。
ちなみに、荷揚げ屋さん、何を揚げているかというと、
「石膏ボード」をひたすら、二階に揚げていました。
△一般社団法人 石膏ボード工業会さんのHPよりお借りしました
石膏ボードとは、内壁に貼る耐火性のある板材です。
とっても重たいこの板を2枚ずつ軽々と2人でパスしながら上に運んでいました。
(ちなみにTシャツの下の胸とお腹と腕の筋肉がそれはそれはもう・・・なぜ知っているかというと、目の前で大胆にお着替えされていまして。見たんじゃないですよ、見えたんです!笑)
△壁や天井に貼られているのが石膏ボードです。
このあとクロスなどが貼られて見えなくなってしまいます。
わたしが施主兼設計士と知ると 、
荷揚げ屋さん 「お前の母ちゃんかっこいいな」と娘に。
育児と設計とどちらも未熟なうえに、娘を連れながらの設計と現場管理で、
現場も娘にもなんだか申し訳ないなと思っていたので、
荷揚げ屋さんのこの言葉に少し救われました。
10時休憩の際に、
荷揚げ屋さん「ボード(石膏ボード)が好きなんっすよね。」と。
思わず、え、ってなりまして、ジョークなのかとも思いましたが、
やっぱり本気のようでした。(荷揚げ屋さんが帰った後に監督さんに聞いたら、
監督さんもびっくりしていたようです。笑)
でも、それもうれしかったです。
モノや仕事が好きなひとが携わってくれた家を
設計できたことも、住むことができるのもとても幸せなことです。
携わってくれているたくさんの職人さんや業者さんたちは、
かっこいい父ちゃんや母ちゃんや
かっこいい娘ちゃんや息子ちゃんだったりするわけですよね。私も頑張ろう。