型枠施工と手のニオイ

この日は、基礎の型枠施行中の現場にやってきました。既に外側は型枠でぐるりと囲われているので、これから内側の型枠が入ります。基礎の立ち上がりの幅が一定になるよう、鉄筋とスペーサーは施工済みです。


倉庫から運んできた型枠は、コンテナの中にきっちりとパズルのように積まれています。それをひとつひとつ下ろしていく、多能工・大垣。
「型枠には錆止めの油を塗ってあって、このニオイがつくとなかなか取れないんですよ。なので今日は厚手のゴム手袋をしてみました」
確かに、ガソリンスタンドみたいなニオイがしました。多能工は洗濯もお風呂も大変そうです。

その型枠を素手で運ぶ多能工・山下。なんだ君は、猛者か。鼻詰まりか。


合間にこうやって鉄筋の施工状況を確認したり撮影したりしているので、山下にとっては素手のほうが都合いいのかもしれませんね。



トラックから降ろした型枠は、配置計画を基に並べられます。

コーナーなど大変な部分は大垣と渡辺、ふたりがかりで型枠を納めることも。

型枠を納めたら、Uピンをかけて


単管(鉄パイプ)をセットして


番線(針金)で固定。


という作業を繰り返して、型枠がひととおり入りました。


型枠の外に出た後も作業は続きます。外側から支保工で型枠を固定する大垣。ハンマードリルを使う際に、手袋を替えていました。

錆止め油のにおい防止に使ったゴム手袋の効果はあったのでしょうか?

「油臭くはないですが、ゴム手袋のニオイがします。」
結局、手にはニオイがついてしまったようです。