見学会を終えた2日後、こちらのお宅の社内検査が行われました。まずは、検査員である社員が車座になって、設計コンセプトや工事状況の報告などを確認しあいます。電気設備のチェッカーを設計士・堀内が受け取り、検査開始です。
社内検査では、完成間近の家に不具合がないかどうか、隅々までチェックします。つかえて出しにくい引き出しがないかどうか、確認しているわけですが
「この引き出しいいよねえ、たくさん物が入るねえ」と好評です。また、ベンチカウンターも座りやすい高さでいい感じです。
洗面台の引き出しも開け閉めチェック。そして中の配管もチェックです。
水廻りは、水やお湯がちゃんと出るか、ちゃんと排水されるかも確認します。
パタパタと何度も開け閉めして、扉の具合もチェック。閉まる勢いやドアストッパーのかかり方がメーカーにより異なるので、それも確認です。
この日は雨でした。せっかくなので、雨仕舞もチェックしておきたいところですね。
これなら雨の日でも大丈夫でしょう、と、感心するように中庭を眺める工事部次長・佐藤。玄関先でも雨に濡れないという安心感は、こちらの土間ならではでしょう。
1時間弱ほどで、検査完了です。検査官が集まって、検査内容を報告しあいます。
「木をふんだんに使っていて、大工の腕の見せ所がつまった住まいだと感じた」
「いままでの平成建設にはない雰囲気の、意欲作だと思った」
「見栄えのする住まいだが、リビングの壁の仕様やキッチンの面材などはコストを抑えていると聞き、驚いた」
「照明器具や扉の取っ手など、細かいところまでこだわりを感じられた」
などという高評価の声があつまりました。
実は、この社内検査の前日は良い天気でして、絶好の竣工写真撮影日和でした。お施主様から竣工写真を紹介する承諾をいただいておりますので、次回はこちらの住まいの様子をお届けします。