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基礎の型枠工事の様子をお届けすることなく、いきなり基礎工事の山場・コンクリート打設です! 建設現場で、コンクリートを流し込む工程のことを「打設」(だせつ)と言います。平成建設では「打設」ってナチュラルに言葉にしてますけど、日常では使わないのでは……。お、覚えといてもらっても……使う場面が……。
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コンクリートミキサー車からポンプ車にコンクリートが送られ、型枠の中へ。ポンプ車のホースから出てきたコンクリートは、実はけっこう空気が多いんです。そのまま固まってしまうと、強度が落ちてしまい、コンクリート本来の強さを発揮できません。そのため、多能工・橋本がバイブレーターを使って空気を抜いていきます。
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多能工・島田が、大きな櫛のような道具(ピカコン)を使って、さらに気泡を抜きます。気泡=コンクリートの隙間ですから、しっかりと!空気を抜いたところから、関口と大垣がコテを使ってならしていきます。
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時折、関口が型枠の寸法を測っています。流し込まれたコンクリートの重さで、型枠が少し動いてしまうことがあるそうで、それを確認しています。基礎の小さなズレは、住宅本体の大きなズレにつながるので、大切なチェックです。
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この部分は地面の高低差があるところなので、他の部分よりも重量がかかります。型枠が動かないよう、支保工を足してガッチリ固めます。
タッピングとトンボで、表面をなめらかにする場面では、
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13年目の関口が1年目の島田に、タッピングのコツを伝授する場面が。職人の育成を垣間見たシーンです。
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朝いちばんから始まった打設、お昼前までには、基礎がなめらかに仕上がりました。今日はコンクリートミキサー車の運転手さんから、「平成さんは、1人の人がなんでもできちゃうし、仕事もキレイだし、いいよね」とのお言葉を頂きました。まさにそう!多能工たちは本当に手際がいいですし、よく働きます。基礎工事、見る方は見てくださってるんだと、嬉しくなりました。